今はマネーが溢れておりますし、米では資金調達が容易となっております。そしてそれを元にした自社株買いが頻発し、それが故にNY市場は高値を更新していくという事になっておりますので、まだまだ株価は上がりそうな気配も見えますが、資金調達が難しいNASDAQ上場の企業は自社株買いを発表する事が出来ないため、どうしても出遅れる状態となっております。

 そして、日本もまた自社株買いがいくつか出ているのですが、NYに比べれば完全なボリューム不足であり、これでは高値は買えないといった感じであります。まあ、そうではないとしても基本的に高値を買って利食いできる事と言うのは、それ程多い訳ではありません。高値を買うと言うことは、それなりのリスクを伴っている事であり、ちょっと振られれば臆して売らされることが多いからです。

 ならば、せめて高いところは買わず、押し目を狙うべきであると考えるべきでしょう。何せ株高作戦は国単位のものであり、おそらくは強引にでも当面は続いていく事になると思いますが、いずれ何らかの痛みは出てきます。株高だが、物価上昇が止まらないだとか、特に新興国に関しては物価上昇に耐えかねるところが出てきてもおかしくない訳で、どこでどう痛みが出るかは分からないということになるでしょう。

 目先直ぐにそういったトラブルは起こらないでしょうから、当面は上昇と見ても良いのでしょうけれども、それでも背景にこうしたものがある限り、高いところを買えば売らされる危険性が高いのです。現時点で全く株を持っていないということであれば、何としてでも株は買っておくべきと思いますが、せめて動いていない銘柄や、将来性はあるのに売られている様な銘柄を探すべきでしょう。

 どうしても高いところへ行っている銘柄に目が行ってしまう事は多いのですが、それを繰り返していても利益は出ないと心得るべきなのです。

 確かに株価を高くしておく事は必要でしょうし、当面は急落するような事はないと考えますが、それでも高いところを買えばあっという間に酷い痛手を被ることもあるのです。特に今は個人投資家の資金の45%が先物に向いているそうですから、これはもう一歩間違えればの世界であり、ますます高値を買うのは危険ということになります。

 年中勝負を繰り返していても、株というものは勝てるものではないのです。株は、常に監視する必要はあっても、常に売買する必要はないのです。また、常に監視といっても、画面を眺めておく必要はなく、ここでいう監視とは、あくまでも日々監視ということであります。そして、適度に安くなった銘柄を狙って投資する。それこそが勝利への道でありましょう。

 もちろん、銘柄選びは必要ですが、高いところは買わないというルールを設定しておけば、大きな失敗をする事はほとんどないでしょう。それ程難しい事ではないはずですが、株の売買が上手くいかないという方の多くは、高値を買ってしまう方が多く、安く買えても持ちきれないという方が多いのです。

 高いところで買ったのは含み損になって何年も保有するのに、安く買ったものが1ヶ月も動かないと、もう持ちきれないのです。損をしている訳でもないのに、どうしても動いている銘柄に目が行ってしまい、結局は高いところを買いに行って後悔するを繰り返すのです。

 まあ、最終的には上昇と見ておりますので、よほど高いところへ行ってしまったチタン工業のような銘柄を追わない限りは、ほとんどの場合は耐えていれば何とかなるはずですが、高いところを買って耐え続けるならば、安いところを買って耐えていく方がよほど有意義でありましょう。もちろん、上昇するあてがある銘柄に限りますけどね・・・。

 是非、高値掴みを繰り返す投資ではなく、良いものを安く仕込んで時をじっくり待つような投資を実践してみてください。きっと、素晴らしい経験が出来る事でしょう。

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