今年の値動きを振り返ってみると、始め値は1万654円で、4月に今年の高値1万1408円を付け、その後は9月の安値8796円までほぼ下げ続け、その後は今日に至るまで株価は回復傾向で1万300円辺りでうろうろといった感じでありますが、30日の終値が1万654円を超えると陽線という事になるのですが、何とも微妙な情勢であります。ここで陽線になると、一昨年の安値6994円以来二年連続となりますし、微妙ながらも株価の上昇が継続する形となりそうなのですが、この水準であれば特別こだわる必要もないとも言えますので、普通に様子をうかがっていればといった感じであります。

 ただ、終値がどうという点ではあまり気にしなくても良いとしても、本日は年内最終受渡日という事で、利益を出していたとしても含み損があるならば、今日中に切ってしまえば余計な税金を払わずに済むという特典があるため、どうしても売りが出やすい日となります。また、逆に損を出していた投資家も、ここのところの上昇で出てきた利益は無理にでも確定しようという日であると言えますので、今日は個別で波乱の一日という事になる可能性が高いように感じております。

 チャートを見て頂くと分かるのですが、年前半の上昇局面ではそれなりに出来高もあったのですが、ここで高値掴みをしてしまった投資家が続出してしまい、9月の安値までに大分投げさせられてはいるので、多くは損を抱えての後半戦突入となったはずなのです。そして、ここのところは売り一辺倒の個人投資家ではあるのですが、JASDAQ銘柄の連騰劇は生き残った個人の売買であると見られ、相当利益は出してきているだろうとは思います。

 多くはふるい落とされて終わったと見ますが、これは東証の出来高の減少分がまるまる新興市場に流れたとは言い難いからです。そして、かろうじて新興市場に逃げ込んだ個人ですが、前半の損を埋める為もあるのですが、利益を年越しさせるよりは、ここで確定すれば来年以降余計な税金を払わずに済むという計算から、本日は連騰していた新興銘柄ほど利益確定売りが乱暴に出される可能性が高いと見る事が出来るのです。

 ここで問題となるのは、気持ちの切り替えが下手な個人投資家が多いため、主力が新興市場から抜けた事に気づかず、押し目と称して人気化した中身のない銘柄を買いに行き、何年も含み損を抱えるケースが多発するという点です。今も昔も同じような事が繰り返されているのですが、新興市場の銘柄の特徴を良くつかんでおかないと、手痛い失敗となりかねません。

 あくまでも私の予測でありますが、来年も春頃までは相場は強いと見ておりますが、今日辺りを境に買われる銘柄の傾向は変化していく可能性が高いと考えております。悪材料が絶えない相場ではありますが、現時点での悪材料は粗方織り込んでいると思いますし、あまり無駄な事はしたくないものです。

 今後、どんな銘柄が上昇し、相場はどのように動いていくのか?ポイントは、あくまでも主役は外人であるという事で、個人はあくまでも萎縮し続けているだけです。いずれ、そうした個人も投資に走るしかないという状況になって来ると見ておりますが、それまでは外資も買い続けてくる事でしょう。そして、個人が本格的に動いてきたら、相場も天井が近いという事になる事でしょう。

 個人が買うまでは大丈夫とまでは言いませんが、しばし心配は要らないといった感じでしょうか。ただ、あまりにも相場の世界が変わってきておりますので、今までの常識はどこかで変わる可能性があるという点も忘れてはなりません。現時点では何とか常識の範囲に収まっているのですが、そこを飛び出す可能性を消し去ってはいけません。常に状況を把握し、危機もチャンスもしっかりとものにしていきたいものです。

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