円高だ!不景気だ!政治不信だ!と悪いことばかりが報道され、個人投資家は萎縮する一方でありますが、日経平均は日々上昇を続け、ついには騰落レシオが158%に達しました。120%を超えると買われすぎと言われますし、今年の春の上昇の時は153%で天井となりましたので、これはもう危険水準であろうという意見が聞こえてきておりますが、単にこの数字だけを見て投資する訳にはいかないのです。

 騰落レシオが高水準になっていることは、すでに考慮しておりますし、相場の主役である米に当分目立った材料がないこともありますので、相場はしばらく動きにくいだろうと判断にしているのですが、基本的には日本株は世界に比べて出遅れている訳で、ここまで上昇したとしても米にも追いついていないのです。米に追いつこうという動きが出れば、騰落レシオが180になってもおかしくはないですし、レシオが高いから下がるだろうという単純な発想では危険であると言わざるを得ません。

 今の高レシオの状態は、あくまでも時間的調整が必要といった感じであり、大きな下落を伴うような調整にはならないと見ておりますし、場合によっては更に上昇してもおかしくないといった感じでありますが、特に大事なポイントは、あくまでも225銘柄と日経平均に対してというだけの話であり、あまり上がっていないような材料株などには適用されない話だということになります。

 また、レシオが最高水準としても、個人投資家の参加率はかなり低い水準であり、いつも投げさせられる個人が持っていない以上は、今までのデータなど当てになどならず、単にレシオが最高水準であるという点だけに注目してはならないという判断をすべきではないでしょうか。とりあえず、利食いぐらいは良いとしても、カラ売りを入れるような状態ではないといえるでしょう。

 先日は急激に円高が進み、円安傾向には歯止めがかかっただとか、ことあるごとに円高が進むだろうだとか、そんな記事が目についたのですが、あの日に私がレポートしたのは、82円台の円高であれば、ドル買いとしました。そして、今回の騰落レシオですが、それだけを見れば、確かに警戒水準ではあるが、単純にそれを見て行動してはならないということです。表面的な事だけではなく、本質を見極めた行動をしなくてはならないのです。

 これから、相場は大きく変わっていくことでしょう。個人投資家があまり乗り気ではないので、なかなかボリュームが出てきませんが、今からボリュームたっぷりでは先行きが心配で、今の段階はこうして警戒感いっぱいの方が先行きが楽しみであるといえるでしょう。今見るべきは騰落レシオではなく、もっと別なところなのです。

 そして、それに気づいた人だけが、良い取引をし、良いお正月を迎え、新春の相場をも楽しむことが出来るということになるでしょう。その相場を楽しめるかどうかは、今この瞬間の対応が重要と言うことになります。溢れる情報に惑わされることなく、しっかりと方針を打ち立てて行動していくべきでしょう。

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