不景気、円高、政治不信、雇用悪化、就職不能・・・etc。今の世をどの角度から見てもポジティブな目で見る事はできませんが、8月から9月にかけて日経平均9000円割れを経験し、11月頭には再度9000円割れか!?と見られた株価も、今では1万円台を回復しております。先に述べたどの悪材料の、どれ一つとして好転の兆しはありませんし、これらは好転どころか悪化しているといっても過言ではない状態であるのに、どうして日経平均は1万円を回復したのでしょうか?

 これは、偏に米の第二弾の金融緩和(QE2)による資金供給によってもたらされた上昇であり、どう考えてもいびつではあるのですが、これが現実であるのも確かであり、こうなることが読めていれば、日経平均の上げ下げが価格に影響する、225連動投信や、225先物、225オプション(OP)や、それらの採用銘柄を買うことにより、この短期間でかなりの利益を上げることができたということになるでしょう。

 過去の記事を見て頂ければ分かると思いますが、相場が上昇に転じるということをしつこいほどにレポートしてきたのは、この相場の姿がありありと脳裏に浮かんでいたからであります。例え民主党が更に愚かな行動を続け、支持率が10%を割ろうとも、、不景気が更に深刻になろうとも、それらをも何とかなってしまうのが米のQE2なのです。

 当然、日本の不景気を何とかするためではなく、米自身の不景気を何とかするためのQE2なのですが、なんだかんだ言っても米と日本は密接な関係を持つ同盟国でありますし、米でマネーがばらまかれれば、日本の株価も上がって当然と考えて良いのです。また、その他の国の株価にも好影響が出ているのも事実ですが、どの国よりも売られ、そして停滞していた日本株に関して言えば、これは転換点になるという確信がありましたので、こうして上昇を見きることができたのです。

 ただ、ご存じのように上げているのは日経平均と、その採用銘柄でありますから連動投信、先物、OP、225採用銘柄以外の売買ではあまり利益が出ていないというのも事実でしょう。これは、溢れたマネーが流れ込んでくるとしても、外資はリーマンショック以降は分析や調査をするような部署の人員を削減しており、例えば日本にはどんな投資に有望な銘柄があるか?ということをしっかりと調べるような余裕はなくなっているのです。

 結果として、溢れたマネーが向かう先は、名の知れた225採用銘柄たちが中心ということになり、名の知れないような材料株にはなかなか資金が回っていかないのです。おまけに、こうした銘柄を熟知しているはずの個人投資家は、景気が悪いとか、政治がとか、円高が・・・という理由で撤退を続け、材料株はどれもこれも安値に放置されるような事態になってしまったのです。

 もちろん、そうした状況をものともせず、短期間で倍増を達成した6461日本ピストンの様な銘柄もありますし、他が全くだめと言うことではないのですが、とにかく多くは閑古鳥が鳴いている状態でありましたが、その流れもやっと変わってきたように感じられる状況になってきました。

 とにかく、米は株価を下げたくないという姿勢が明確であり、おそらく少々のことで株価が大幅安するようなことは、当分ないと見るべきでしょうけれども、積極的に上を目指せるか?と聞かれたならば、それもちょっと難しそうだという感じでもあります。しかし、株価にはある程度動いてもらわなくては、日々の稼ぎがなくなってしまうとなれば、今まで買われなかった材料株にも視線を向けるしかないという感じになるわけです。

 もちろんですが、質の悪い材料株はだめです。単に力業で何とかしよう的なものに関しては、当局の締め付けも厳しいと言うこともありますが、そこまでやれる環境には至っていないとみますので、材料株だったら何でも良いと言うことではないのです。

 ただ、第二第三の倍増銘柄が出てくる可能性は整ってきており、安いうちに仕込めれば、当分は楽しめる状態になるのではないでしょうか。今からならば、まだまだ倍増を狙える銘柄もありますが、今月末、そして来月末と時間が進むにつれ、株価も上昇していくと見ておりますので、そうした夢を買うチャンスも時間とともに消えていくことになるでしょう。

 10月末に、転換点が近い!とレポートし、予想通りに相場が転換しましたが、今回の上昇はここで終わりの訳がないのです。少なくとも来春ぐらいまでは上昇が続くと思いますので、引き続き強き方針で行けばよいのです。ただ、何でも買えば良いかといえば、それはそういう訳にはいきませんし、もしかすると、何らかの変化が出てしまう可能性はありますので、来春までは大丈夫という約束をするものではありません。

 時間と共にリスクは高まりますので、投資をしたいと考えるならば、できるだけ早い内に行動をする事です。時間が経てば経つほどに、変化は起こりやすくなるのです。投資環境が良い内に、できる限り利益を確保し、将来訪れる大変革の時に戦える資金を確保して行きましょう!

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