あまり認識されていない方が多いと思うのですが、株式市場は今月のFOMCから全くの別物になっているのです。依然として個人は売り越し姿勢であり、誰も投資をしよう等とは考えていない様ですが、いつ底割れするかと恐怖におののくような相場は既に終わっているのです。

 先週、日経平均が5ヶ月ぶりに1万円を超えて来たのですが、個人が売り越し姿勢を維持している為に、信用残はすっかり低水準になっており、せっかくの1万円超えではあるのですが、その喜びを味わっている方はそう多くはないということがいえそうです。

 確かに、政治はめちゃくちゃで、一体誰がこんな人物を政界に送り出したのか?と疑問を投げかけたくなるような人物ばかりでありますので、年金問題、医療保険の問題、公共事業の問題などなど、政治が何とかしなくてはならない問題が山ほどあるのですから、それは投資意欲も湧かなくても当然かも知れません。

 また、ここで日経平均が1万円を超えてきた理由ですが、どうも円安がその主な理由であると考えている様な方が多く、主要なアナリストの発言も、更なる円安などの材料がなければ更に上昇する事は難しいだろうなどというものがあり、せめてここからでも買う気になれば良いのですが、とても買う気になれないどころか、これを機に手持ちの株も売ってしまう人が居るぐらいです。

 そもそも、確かに円安にはなりましたが、それは80円を割ろうかという局面で踏みとどまり83円ほどに戻ってきただけの事であります。流れ的には85円位まではありそうですし、場合によっては更に円安になるかも知れませんが、80円よりは円安になったといえますが、決して円安になった訳でもなければ、今後円安になるという望みも大きくはないのです。

 ここまで株価が上昇して来た理由は、決して円安傾向だからとかではなく、11月のFOMCで決定されたQE2(米金融緩和第二ステージ)によってもたらされたマネーパワーであるのです。

 正直言って、これ以外の理由なんぞ、何の意味もないといっても過言ではない位意味のない物であり、更なる上昇には更なる円安が・・・などというコメントに耳を貸す必要など有りやしないのです。こんな事に耳を傾ければ、株など買える訳もなく、足下の景気が悪い物だから、ついついそうしたネガティブな言葉ばかりに注意が引きつけられ、株価は上昇するのに個人投資家は株を手放してしまうという事になってしまっているのです。

 結局、個人が株を持っていないから、こうして225銘柄を中心とした上昇相場ができあがっている訳で、何ともうらめしい話でありますが、個人が戻ってくるのは、上昇に対する感覚が完全に麻痺し、もはや買うべきではないところまで相場が上昇してからということになるのでしょう。それは、ここまで大量に買い越ししている外資が売る時であるのですけどね・・・。

 ただ、一つ疑問に思うのは、いつもならば足下の景気が良くなり、株価は高いが、更に高くなるだろうという希望を持った時に買いに来る訳ですが、今回もそういう局面は来るのであろうか?という疑問です。何せマネーは溢れんばかりにばらまかれておりますが、これが個人を潤すほどの効果を発揮するのであろうか?と考えざるを得ないのです。

 何にしても、相場は上を向いていると思いますし、今は買いで良いはずですが、この先に待ち受けるのは単純な好景気ではない事は確かでしょう。今からしっかりした予測は無理でありますが、とにかく目先は買いで対処とすれば、これで間違いという事はほとんどないでしょう。投資先を間違えば無意味となる可能性はありますが、ほとんどは買いで良い結果を出せることでしょう。

 既に相場は変わっているのです!未だに弱気だとするならば、もう一度状況を整理し、考え直してみるべきでしょう。

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