当然といえば当然なのですが、再度アイルランド等の信用不安が拡大してきたため、ユーロが売られ、ドルが買われる事となったので、コモデティも売られましたが円も売られる結果となり、一時的ではあるとしてもドル安による円高は一服状態となって来ました。

 先週末のNY株式市場は、ドルが買い戻された事により、株式市場からも資金が引き上げてしまいましたので、NYダウは90ドルほどの続落となったのですが、円安の効果を重視した東京株式市場は反発で始まっており、やはり円安は株式市場にプラスの心理を働かせるという事になるといえるのでしょう。

 ただ、多くの物資を輸入に頼る日本ですから、単純に円安の方が良いかと聞かれるならば、それはそうとも言いきれないはずなのです。高騰する資源価格は、円高によってその影響が緩和されておりましたし、巨額の負債の利息が安く抑えられているのは、円の価値が保てているからでもあるのです。

 今は円安に傾けば株も買われるという方程式が生きている様ですが、そんな時代ももうすぐ終わるのではないだろうかと思えてなりません。現に株価は80円ぎりぎりまで円高になっても底割れすることなく推移しておりましたし、明らかに流れは変わって来ている様に思えるのです。

 ただ、政府の対応は色々と問題が多く、どうもこのままでは上手く行かないだろうという気がしてなりません。社会党、共産党、自民党などから集まって出来たのが民主党であり、本当に統一の意見というのがないに等しいのです。悪く言えば野党の集まりであり、とても政権を担うほどのまとまりというものは見られないのです。

 確かに、腐りきった自民党政治よりは良い部分もあるのですが、どこもかしこもボロだらけであり、このまま任せておいても日本は沈没するだろうな・・・としかいいようがありません。所々には良い部分もあるのですが、総合的に見れば、好評価は無理なのです。

 確かに、こうして為替が円安になってくれば、株価も上昇というのが現実ではありますが、どのみちこんな流れは一時的なものであり、基本的にはドル安路線が止まる事は当分考えられないのです。もはや円高を阻止しようとしても無理な話なのですし、円高とは円の価値が高い事を示しているのですから、それを生かした政策を取るべきでありましょう。

 そもそもですが、通貨の価値が高くて何が悪いというのでしょう?値段の競争ばかりにスポットが当たりますが、大量生産、大量輸出の企業をベースに考えても世の中は良くなる訳がないのです。これは、多くの国民には何ら関係のない話であり、有効なのは円高を利用して様々な挑戦を実行していく事でありましょう。

 目先、どこまでドルが買い戻されるのかは分かりませんが、これを材料に株を買うならば、再度のドル安局面での調整は余儀なくされるという事になるかと思いますので、目先このまま円安を材料に株価が上昇する場合に限っては、少し警戒が必要かも知れません。

最後にランキングのチェックを ⇒ 

無料メルマガでは限定記事を随時配信しています。

登録後すぐに送られてくる記事は「地獄の3丁目で見つけた答え」です。

よろしければ、登録してみてください。

読者数2万人以上のS氏の相場観の無料メルマガです。