11月のSQで1万円回復とまでは行きませんでしたが、明らかに今回のSQは買い方の勝利でありました。出遅れていた日本株ですが、やっと動き出したといった感じでありますが、先行きは不透明という見方が強く、とても買う気にはなれないというのが大方の意見でありそうです。

 確かに先行きは不透明でありますが、株価が上がっている理由が、金融緩和によるマネーの膨張でありますから、不透明であるというのは金融相場の対局にあるものであり、透明性を求めても仕方のない相場なのです。経済の先行きを懸念すれば、もはや売るしかないという答えにしかなりませんし、その方が納得して行動出来ると思いますが、それでは儲からないのがこの金融相場なのです。

 景気が悪いが故に、こうしてマネーをばらまいて金融相場を作り出しているのですが、当然マネーの価値は下落してしまいます。発行すればするほどにその価値は下がるので、より発行している米ドルが最も下落する事となっているのですが、何よりその陰で値上がりしているのはゴールドであったり、原油や鉄といった資源であったり、小麦やコーンといった食料であったりするのです。

 これは、明らかに余ったマネーがETFという小さい市場を通じて流れ込んでいるからという事になるのですが、行き場を失ったマネーがこうした商品市場に流れ着くのは当然の事でありましょう。また、株価も軒並み上昇しているのも、マネーの流入がベースとなっているのです。

 現在の相場を、景気の先行きがどうだという視点で見た場合は、完全に見誤る結果となるのは当然の事なのですが、この状況は完全にインフレであり、マネーの価値が落ちているという事になるのです。さて、マネーの価値が落ちて、何か良いことがありますでしょうか?

 実は、NYダウで1万4000ドルにもなれば、サブプライムショックで被った損失が、帳消しになるだろうという試算も出ているのですが、株価の上昇によって帳簿上ではありますが、損失が消えて財務が健全化する事になるのです。

 当然ではありますが、マネーの価値は落ちておりますので、それで良いという事にはならないはずなのですが、帳簿上健全化するという事は、確かに大事なことでもあるのです。貯金している人にとってはかなり迷惑な話でありますが、世界はその方向へ向かって突き進んでいるのです。

 確かに投資するには勇気が要る状況でありますが、確実にマネーの価値は下がり続けているのですから、現金にしがみつこう等というのは完全に間違いでありましょう。使ってしまえとはいいませんが、積極的に投資に振る向けるべき時であるのは確かでありましょう。

 ただ、世の中には低リスク、ハイリターンの話が転がっており、リスクを恐れるだけの無知な人たちが、次から次へと詐欺商品にやられていきます。いくら投資をしなくては!と思っても、リスクというものを理解できないのであれば、それは現金の方が未だマシという事になります。とりあえず、一番透明性の高い株式市場から、投資対象を見つけることをお勧め致します。

最後にランキングのチェックを ⇒ 

無料メルマガでは限定記事を随時配信しています。

登録後すぐに送られてくる記事は「地獄の3丁目で見つけた答え」です。

よろしければ、登録してみてください。

読者数2万人以上のS氏の相場観の無料メルマガです。