米で発行されているインフレ連動債に、マイナス金利が付きました。インフレ連動債とは、インフレになればなるほど金利が上昇する債券で、今はインフレではないので利回りは低くて当然なのですが、今後のインフレに期待する買いが集中し、額面を上回る価格で買われた為にマイナス金利となった訳です。

 一方では100年債が売れたりしている訳ですが、米がドルの発行をこのまま続ければインフレになるのは明らかであり、どこかで引き締めのために金利を上昇させなくてはならない時が100年以内に確実に来ます。そうなれば債券は下落する訳でありますが、当然ながら100年債等というものは暴落する可能性が高い訳です。

 この100年債が売れている理由もまたマネーの膨張が背景であるのですが、インフレになれば確実に売られる債券であります。債券市場は100年債などというとんでもない債券が売れている時点で、これはバブルの絶頂であると判断すべきであり、インフレ連動債がマイナス金利になったという事は、債券バブルも最終段階にあるのではなかろうかと考える事も出来るのではないでしょうか。

 最終段階とはいえ、直ぐに金利が上がるような状態になれば、それこそここまでの政策が水の泡となってしまいますので、まだ耐えるとは思うのですが、そうした変化が近づいている事も考えておかねばならない状態であるといえるのです。

 インフレは株価を上げる事となりますが、世界一出遅れている日本株もまた、その水準を切り上げることになるのです。確かに円高で利益は薄くなっているのかも知れませんが、裕福になればなるほどに品質の良いものを求めるのが人というものです。大儲けは出来ないとしても、日本の産業がこのまま終わってしまうという事はなく、株価もまた終わってしまうという事はないのです。

 年金の2012年問題など、確かに憂慮すべき問題はあるのですが、それらの問題も結局はインフレに飲み込まれていくだけであります。ただ、インフレの進行が思ったよりも遅ければ、日本株は一度下を見てこなくてはならなくなるかも知れませんが、インフレのペースは確実に上がっていくと見た方が良さそうな気配であります。

 日本株だけが上がらないという状況でありますので、悪い面ばかりに目が行ってしまうのですが、外資は買い越し姿勢でありますし、日銀も買い姿勢を出している訳ですし、ここで弱気になってどうするというのでしょう。まあ、不安は大きいかと思いますが、株で利益を出したいと思うのであれば、それなりのリスクは覚悟しなくてはなりませんし、恐怖には打ち勝たなくてはならないのです。

 米がGDPの発表、FOMC、中間選挙と、重要イベントが目白押しのため、相場は動きにくい日が続きますが、ここで弱気になっては勝てないでしょう。銘柄は選別しなくてはなりませんが、あくまでも強気で対処していく方が正解ではないでしょうか。

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