円が高いというよりも、ドルが安いというのがこの円高の理由なので、円高という表現には少々違和感を感じておりますので、本文中はドル安と表現させて頂きます。状態は一緒なのですが、意味は違うといった感じでしょうか。感覚的な問題ですので、そこは想像力で補って頂ければと思います。

 現在、米の金融緩和が進むとの見方からドルが売られており、円は79円75銭の高値を更新する一歩手前の80円41銭までドル安が進みました。多くの輸出企業は苦しいとしきりに訴えておりますが、実際のところどこまで苦しいのでしょうか?

 現在、確かにドル安で輸出単価は上昇しているとは思いますが、高騰を続ける各素材を安く輸入できるメリットが忘れ去られているように思うのです。ただ、忘れ去られているのはメディア的な部分だけであって、株価は意外と堅調な値動きであるところをみると、メディア的にドル安は苦しいと訴えているだけで、現実はそれ程でもないということがいえるのではないでしょうか。

 また、そもそもこのドル安の問題は米にある訳であり、日本がその通貨安に対して競争をする必要はなく、強い通貨に自信を持つぐらいで丁度良いといえるでしょう。どのみち安いものを作るのは中国に勝てる訳がないのですから、通貨の価値に関係なく世界に買ってもらえるものを作る企業こそが、今後に期待できる企業ということになるでしょう。

 例えばですが、どんなに円高になろうともブランド力で突き進んでいきそうなのが、4911資生堂です。目先は株価が大分落ちましたが、ブランド力に変化があった訳ではありませんし、円高に関係なくアジアに対して輸出を伸ばしていきそうな気配を感じますので、安いならば買っておいて損はないという感じで見ております。日本が持っているのは自動車や電気だけではないのですし、成長する可能性のある企業はまだまだ沢山あるのです。

 おそらく、一時的な防衛行動はあるかもしれませんが、ドル安の影響で円は最高値へと進んでいくでしょうし、最終的には60円台も見えてしまう事でしょう。しかし、80円まで来ても株価は暴落しておりませんし、確実に雰囲気は変化してきていると考えて良く、円高では日本はダメになると単純に考えていては、本当のチャンスを見逃してしまう事になるでしょう。

 今は円高に臆するのではなく、臆して売られている株を買いに行く時でありましょう。ここで弱気になっても勝てやしないと思います。

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