相変わらず個人は弱気のスタンスの様ですが、外資もまた相変わらずの強気スタンスのようです。外資系の10月の第二週と第三週は連続買い越しであり、相場は停滞しているものの、そのスタンスには特別の変化は見られません。完全に個人売りの外資買いの状態ですが、勝負の行方はいかがなものでしょうか?個人の売りが正解なのか?それとも外資の買いが正解なのか?

 確かに個人が売りたくなる相場だとは思います。円高は進む一方ですし、景気だって良くはありません。中小企業も政府保証の融資だとか、モラトリアムだとかがあって、何とか命をつないでいるだけであり、どこにも景気が底を打った等という感覚はないのです。そんな状況を見れば、それは誰だって株なんか買いたい訳がないでしょうし、資産の売却を進めたりという方も多いかも知れませんし、人によっては下げを予感してカラ売りという手段に出る方もいらっしゃる事でしょう。

 しかし、本当にそれで良いのでしょうか?

 実は、あまり目立たない話なのですが個人VS外資に見えても、実はもう一つ大きな勢力があるのです。まあ、知っている方にとっては、なんて事はない話なのですが、外資と同じ買い勢力として日銀の存在があるのです。これは、景気が悪いからという背景ではあるのですが、5兆円ほど株を買うという取り決めがなされているのです。現時点でどれ程買っているかは分かりませんが、用意したお金を使い切っても尚も状況が悪ければ、更に積み増してくる事もあるでしょうし、年金と違ってリバランスという行動がありません。

 リバランスというのは、下げれば買って、上げれば売ってという行動で、常に株式の総額を一定に保とうという動きなのですが、日銀の買い取りにはそうした動きはない訳です。最近の年金はリバランスを無視して、下げれば買うけど上げても売らないというパターンが見られますが、ある一定まで上がれば年金はリバランスをするはずですから、やはり日銀の買いというのは年金よりも強力だということになります。

 外資だけでなく、日銀も買いの行動をとって、売りの行動は個人だけ・・・。個人に勝ち目があるように思えませんが、結果はどの様になるのでしょうか。

 ただ、これもある意味では些細なことでもあるのです。今の相場の本質は、世界の金融市場にどれ程のマネーが存在するか?という一点に限ったものと見ても良いのです。ガイトナー氏はこれ以上のドル安は容認できないという様な談話を発表しておりますが、ドルの増刷を止めるという話ではなく、これは所謂口先介入であります。ガイトナー氏までもが口先介入なんて、正直がっかりでありますが、米もそこまで追い詰められる位にドルの増刷が止められない状況なのです。

 よって、金融市場には更にマネーが溢れる訳で、当然世界の株価や商品市場は高騰していく事となるのですが、特に出遅れている日本株は、何時大きな上昇に転じてもおかしくないのです。なんだかんだと文句をいわれてはおりますが、それでも尚貿易黒字国であるのです。米は相変わらずの貿易赤字国であり、その国からマネーが溢れ出せば、当然黒字の国に向かってくる事になる訳です。

 さあ、これでも株を売りますか?注意点はいくつかありますが、今は攻めるべき時と考えております。

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