ジワジワと円高が進み、ついには81円台も危うい状態となってきました。82円が防衛ラインと公言されていたのに、もはやそれはなかった話のようになってしまっておりますが、介入で止めようという時点で間違いである訳ですから、82円が破られても当然といえば当然なのです。

 この円高ですが、どこまで行くのか?と、疑問に思われる方も多いかと思うのですが、110円台に辺りにいる頃から79円75銭は突破するだろうし、最終的には60円台にも入るだろうというレポートを書いてきましたが、今もその考えに変わりはありません。時期こそ明確には出来ませんが、今のところは完全に予想通りの動きでありますし、この予想を覆すような出来事は起こりそうもありません。

 ただ、目先はどうなんだ?と聞かれたならば、これはちょっと感覚が違ってきます。本来、防衛ラインの82円を割り、高値の79円75銭も射程に捕らえているのですから、介入は警戒しつつも高値更新へ向けて仕掛けが入ってもおかしくないのです。先日は81円に仕組み債があり、それのノックインがあったようですが、下に行けば下に行くほど各所に仕組み債が存在するので、それらをノックインさせるだけでも膨大な利益を得るところがあるのです。

 ちなみにですが、某日本の大学が、確か72円位でノックインする仕組み債をかなり買っていたような記憶があります。買った当初は72円なんて付く訳がないと思っていたのでしょうけれども、かなり焦っている状態ではないでしょうか。まあ、いずれノックインする可能性は高いと見るべきでしょうし、それなりの備えをしておかねば、損失は広がるばかりとなりそうです。

 さて、目先の話に戻りますが、今は見た目的には仕掛け時であると思うのですが、どうも円高を狙ってきている気配はありません。何せ今週末はG20ですし、この会合を前に介入はし難い訳ですから、目先円高を狙うとするならば、今ほど絶好のタイミングはないはずなのです。

 しかし、実際は仕掛けてきていないのですから、これは仕掛けてこれない理由があると見るべきでしょう。とりあえず、現時点でのドル売りの理由は、米の金融緩和期待が最たるところなのですが、FOMCが近づくにつれて、どこまで金融緩和をするのか?という現実的な問題に突き当たる訳です。今は、あくまでも予測でしかないため、現時点でこれ以上ドルを売るのも危険ではないか?というブレーキがかかっても当然のところといえるのです。

 よって、この絶好のタイミングと思われる局面で円高が進まないのですから、しばし円高の流れは休息するのではないかと見て良いでしょう。とはいえ大きく円安に振れる可能性は低く、仕組み債は日々ノックインに怯える日が続くという事になるでしょう。

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