NYで開かれた国連ミレニアム開発目標サミットで、菅首相は7200億円もの支出を発表しました。直前がオバマ氏の演説で、会場は満員状態でありましたが、菅氏に切り替わったとたんに多くの人が退出してしまった為、会場はガラガラとなってしまいました。せっかく7200億円もの支出を発表したのに、何とも寂しい限りではありますが、オバマ氏が例外的に注目度が高かったともいえますし、比べるのは酷というものかも知れません。

 ただ、ちょっと気になってしまったのは、鳩山氏と違って下手くそな英語で無理に演説するのではなく、母国語で演説したのは良かったと思うのですが、用意した原稿を読み間違ってしまっている点です。おそらくは官僚が用意したものであり、自分で用意した訳ではないのだと思うのですが、読めない漢字はふりがなを振るなりして、読み間違いのない様にしておくべきではないでしょうか。

 今回間違ったのは、疾病(しっぺい)を、「しつびょう」と読んだそうで、病を(ぺい)と読まなくてはならないですし、一般生活ではほとんど出てこない単語であり、せいぜい保険屋さんが使う程度でしょうか。病院に行っても「しっぺいが・・・」とは言われませんし、日本語が難しいので仕方がないか・・・とも思ったのですが、菅氏は以前に厚生労働大臣をやっていたのですから、それは専門分野の単語であり、読み間違うなんて事はあってはならない単語だと言う事に気がつきました。

 これは、私たち証券関係者が、前場(ぜんば)を「まえば」と読むのと一緒で、本当に恥ずかしい事であります。以前、証券一年生の某証券マンが、まえばと読んでしまったため、彼のあだ名は何年もの間「まえば君」となってしまいました。いくら一年生であっても、その程度の事は調べておかないと、もの凄いインパクトのある恥となってしまうという事です。

 通訳の方は「しつびょう」と発言してしまっても、読みを間違えたと通訳する事はないでしょうから、外国の方はこのミスに気づかないかも知れません。ただ、国際舞台での演説で母国語を間違うなどと言う事は、下手な英語で恥をかくよりも、もしかしたらもっと恥ずかしい事かも知れません。

 まあ、鳩山氏のトラストミーとは違い、恥ずかしいだけで害はないと思いますが、どうしても頼りないなという印象は出てきてしまいます。今の日本に余計な事をしている時間はないのですから、本当にしっかりして欲しいの一言です。

 今、民間で発生した損失を政府が肩代わりしているような状態なのですから、政府がしっかりしてくれなければ民間はどうにもならない状況なのです。JALの再生の為に巨額の税金を投入しておりますし、今度は自動車用金型のメーカーの事業統合を、官民の共同出資で設立した企業再生支援機構が公的資金で後押しする事となったりと、とにかく国頼みの様相が強まっているのです。やるならやるで、本当にしっかりしてくれないと、民間企業の倒産で済む話が、国の倒産になってしまいかねません。

 そうはならない様にと願うしか方法はないのですが、投資家は起こりうる事は出来るだけ想定しておかねばなりませんし、願うだけではなく行動もしなくてはなりません。たかが読み違いかも知れませんが、こんな細かいところにも真剣さが出ていると考えますので、やはり今後の予測にも影響してくる事となるのです。

 ちなみにですが、彼の言う「最小不幸社会」は、何と悲観的な言葉でしょう。私は大嫌いです!言いたい事は分かりますが、何と希望のない言葉でしょう・・・。こんな事だからいつまで経っても明るさが出てこないのではないでしょうか。

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