民主党の代表選挙は菅氏の圧勝という事になりましたが、全体としては圧勝としても、議員票は真っ二つに割れておりますので、これを単純に菅氏の圧勝という事には出来ないでしょう。半数も居る小沢派からも大臣副大臣を出さない訳にはいきませんので、見た目は圧勝であるとしても、組閣が終わるまでは気を抜けない展開であるという事になるでしょう。

 まあ、それでも国民的には納得の行く代表選挙でありましたし、ひとまず終わって良かったという感じではあるのですが、大事な事は誰が総理か?ではなく、リーダーシップを発揮して日本を立ち直らせる事が出来るか?であります。

 円高についてですが、この二週間で相当論議が尽くされており、為替介入は無駄だろうという雰囲気になっておりますし、菅氏は介入に消極的だという事で円が買われているとの解説がなされておりますが、これはナンセンスであろうという感じがします。仮に小沢氏の勝利だとしても、もはや円高を阻止できるほどの動きにはならなかったであろうと考えます。

 円高を阻止するのであれば、単純な介入では意味がなく、企業が連合体となって海外の会社を買いに行くのを後押しするとか、例えば安くなっているBPを買収にかかるとか、そのための後押しを政府がするというのはどうでしょうか。新興国の鉱山を買いにいくのでも良いでしょう。円高は間違いなくプラスに働きますし、大胆に海外に出れば、当然円は売られる訳ですから、円高は阻止する事が出来るでしょう。

 国内の方は、今日の日経の「大機小機」のコーナーにも書いてありましたが、何としてでも法人税を半分ぐらいに減税する事です。財務相を押さえ込み、皆が成長を確信できるような大胆な政策を打ち出せるかどうか。政治主導なしには、国内は変わりようがないと見るべきでしょう。

 さあ、菅総理にはどんな事が出来るでしょうか?沖縄問題は解決出来ない、消費税の議論は半端、為替は口先介入・・・こんな事では先が思いやられてしまいます。こんな状態で21日に渡米しても、オバマ氏には晩飯もごちそうしてもらえないかも知れません。そうなったら本当に最悪ですね・・・。

 小沢氏のやり方は本当にナンセンスなものが多いのですが、官僚主導ではなく政治主導でという考えは正しいと思うのです。法人税を半分に!なんて事は、官僚からは100%出てこない話ですからね。まあ、無能とまではいいませんが、保身しか考えない様な公務員には出来る事には限界があるというものです。日銀の白川総裁を見れば分かると思いますが、大胆な事なんてものは期待しても無駄なのです。

 どうするつもりかは分かりませんが、やるべき事は明らかであり、それに向かって進めるかどうかが菅首相に与えられた使命でありましょう。このままでは路頭に迷う結果しかありませんからね・・・。

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