最高裁は審議に値しないとして控訴審を差し戻し、史上4人目の議員の収監となる鈴木宗男氏。一見相場には何の関係もなさそうですが、そうとも言いきれない側面があります。

 鈴木氏の様に証拠が揃っていないため、何度も検察の事情聴取をくぐり抜けている小沢氏ですが、共に不当捜査だとか、国策捜査だとかと怒りを露わにしておりますので、状況的には余り変わらないという事がいえるでしょう。そして、今回の代表選挙に絡んで、鈴木氏は小沢氏に強力なエールを送っておりましたので、これで小沢氏は大ピンチという事になるでしょう。

 票を入れる議員は、どうしても鈴木氏の末路が気になるわけで、どうしても小沢氏に一票という訳には行かなくなると考えるのが妥当でしょう。当の小沢氏も自分が勝っても菅氏を重要ポストにという発言をし、自身が負けてもポストをくれという提案をしたのは、自身の負けを覚悟したからという事に他ならないでしょう。

 しかし、菅氏が勝ったとして、小沢氏を重要ポストに置くでしょうか?ポストを与えた後に逮捕なんて事になれば、それこそ菅政権は終わりという事になるでしょう。目の前に鈴木氏の実刑が確定したのを見たら、いくら何でも小沢氏に重要なポストを与えるような事はしないでしょう。

 ただ、それでもポストを与えるならば、逆に肝の据わった本物の政治が出来る可能性が出てきたと取る事も出来るかも知れません。未だ小沢氏勝利の可能性もあるので、どうなるかは分かりませんが、大分菅氏有利になってきているのではないかと見ております。

 さて、相場の方ですが、小沢氏の方が政策の即効性があるという事で、相場は小沢総理期待で買っていた分がありますので、これが菅氏続投となればはげ落ちる分も出て来る事でしょう。投票まで結果は分からないような情勢ではありますが、波乱の種があちこちにあり、代表選が終わってどちらが勝つにしても、本当に民主党は一枚岩でいられるのか?と、非常に大きな不安を感じずにはいられません。

 相場は、間違いなく弱味を攻撃してくるのです。どちらが首相でも良いのですが、つけ込まれるような下手な政治だけは勘弁して欲しいところです。残念な事ではあるのですが、この相場で儲かっているのはヘッジファンドだけではないでしょうか。いい加減しっかりして欲しいものです。

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