政策への期待から買い戻しが入り、意外と落ち着いている東京株式市場ですが、あくまでも買い戻しでというだけであり、期待で買われているという事ではありません。それでもこれが本格的な買いにつながるのであれば、それはそれで良い様には思うのですが、値動きが落ち着いていると政府関係者も落ち着いてしまう傾向があり、これでは突っ込んだ政策は期待できないかも知れないという不安が募ります。

 そもそも、円が85円を割った局面が出ても、「為替を注意深く見守る」としか発言できないのです。また、その発言をしている時の表情は、何とも疲れた感じで生気が感じられず、どこまで何をやろうというのか?そして、その危機感はいかほどか?と分からない事だらけなのです。もう少し、一国の首相としての気概が必要かと思いますし、もっと分かりやすいメッセージを発する必要があるのではないでしょうか。

 まあ、民主党という党の事を考えたならば、確かに難しいとは思います。旧、自民、社会、共産、等と、多岐にわたる出身母体があるため、党員の思想はバラバラなのです。きつい言い方をするならば、民主党というブランドに群がる寄せ集め集団とでもいいましょうか。とにかく、こんなにもバラバラな党員をまとめるには、強力なリーダーシップが必要になるわけですが、それを持っている可能性があった小沢氏は、政治資金への不信という大きなミスを犯しており、かなり不安定な状態です。

 小沢氏を擁護する訳ではありませんが、民主党をまとめることができる可能性があった同氏がへこんでいる状態でありますので、このままではどうにもならない可能性が高いとみるべきでありましょう。特に外国から見た日本の民主党の顔は、いまだに小沢氏でありますし、現状は非常に残念な状態であるといえるでしょう。

 今、市場が欲しているのは、株価を刺激し、景気も刺激するような材料なのです。最大の敵となっている円高は、他国の金融当局の姿勢から表れた結果であり、企業単位での努力ではどうにもならないのです。せいぜい力ある企業は、この円高を利用して海外に工場展開する・・・。この程度でありましょう。

 もはや国債の増発は駄目だとか、そんなことを言っている場合ではないのです。今は落ち着いている株価も、このままでは見透かされて再度下落を始めてもおかしくはありません。どれほどの危機意識を持っているのかは分かりませんが、一歩間違えれば大穴に落ちてもおかしくないということが言えるでしょう。

 まあ、一度落ちたほうが危機意識が芽生えて良い結果をもたらすというのが、日本のパターンのように思いますけどね・・・。バブル崩壊から20年の歴史を見れば分かるのですが、いつも先手は打てず、後手後手の防衛線ばかりなのです。今回もまた、窮地に陥って新たな手を打つというパターンになるのかもしれません。

 ただ、今は本当に厳しい所であるはずなので、何らかの手を用意している可能性も否定はできないのです。よって、様子見しか方法がないということになるのですが、この様子見というのは意外と辛いのですよね・・・。はやく、のびのびと投資活動ができるような環境を作ってほしいものです。

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