先日、日銀の金融政策決定会合の結果が発表され、日銀はこれまでの方針を維持し、様子を見ながら対応していくという決定を下しました。確かに日銀がやれる事は少ないと思いますが、円高が企業の設定レートを5円も上回っている状況下で、何も支援しないというのは驚きでありました。国内外問わず、多くのメディアが日銀の無策を批判したのですが、これでは批判されても当然でありましょう。

 現在の日銀総裁である白川氏は、自民党政権時代にあいつじゃ駄目だ!こいつでも駄目だ!と民主党にどつき回されて何とか落ち着いた人物であるのですが、完全なる公務員体質であり、国のために!というよりは、保身を重視するタイプであるようです。

 今の日本の置かれている状況は、本当に窮地であり、並みの政策ではとても乗り切れない状況なのです。平和で安定的な世であるならば、白川氏でも十分にやっていけると思いますし、安定性を重視するという意味からは良い人事だとはおもいますが、今はどう考えても波乱の動乱期であると言えるのです。白川氏の考え方ではとてもこの動乱を乗り切ることは出来ないかも知れません。

 まあ、誰がやっても結局駄目という結果になる可能性が高い訳ですし、誰もこんな時に日銀総裁などやりたくはないでしょう。しかし、少なくとも保守的な考えの総裁ではこの局面は乗り切れない可能性が高いのですから、さっさと更迭して違うタイプのもっと行動力のある人物を総裁に据えるべきでありましょう。 →ranking

 とりあえずですが、ここまでの金融政策や景気刺激策は功を奏してきているのです。企業は最高益を叩き出すところが出ている位であり、無理はしているが最悪の事態は免れているのです。ただ、問題は最高益を叩き出しつつも、企業はお金を使っていないという事です。それは、未来が展望出来ないためなのですが、これをサポートするのが政治であると言えるでしょう。

 せっかくここまで何とかしてきたというのに、ここでさじを投げますでしょうか?今の日銀の動きを見ていると、日本は駄目かも知れないなとも思いますが、少なくとも同じ状況に陥っている米は、悪くなるなら更に金融緩和をするぞ!という姿勢を打ち出しております。昨夜は株価が大幅に下がりましたが、安値からはほど遠く、単に調整しているだけと見るべきでありましょう。

 日本だってやってやれない事はない状態であるのですから、白川氏では決断出来ないという事であるならば、これは早期に手を打つべきでありましょう。もたもたしていると、本当に日本だけが孤立してしまいかねないと言えるでしょう。

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