昨日、FOMCでの金融緩和が噂される中、日銀は方針の変更をせず、無策という行動に出ました。企業の設定レートがやっと90円付近になってきたのに、その後も円高が進んで85円付近の状態にあるという時点で危機的状況である訳ですから、FOMCがどうのというレベルの話ではなく、早急に手を打たねばならない状況に至っているのです。この状況下で無策というのは、本当に驚きであり、海外のメディアも「日銀の決定は投資家たちを恐怖に陥れた」と報じました。

 まあ、日銀にこの状況をどうにかしろと言っても、長期金利は僅か1%しか残っていませんし、単独で出来る事は限られておりますので、日銀だけを攻める事は出来ませんが、それにしても酷い有様です。もっと政府と連携し、早期に策を練らねば、いずれドルが勝手に崩壊し、相対的に円が買われてしまうでしょう。

 とりあえず、知ってて何もしなかったのかも知れませんが、FRBは大きな金融緩和には動きませんでしたので、急激なドル安は免れましたが、米は問題は自国にあると認めましたし、問題解決には全力を尽くしてくるという事になると思いますので、目先は急激にドルが売られないとしても、潜在的なドル安はかなり高まったという事が言えるでしょう。

 85円ですら行きすぎていると見て良いと思いますので、FRBの出方をうかがうのではなく、早期に独自の金融政策を実行し、早期にこの窮地を脱さなくてはならないのですが、国の借金が900兆円に乗っただとか、分かりきったネガティブな材料ばかりが報道され、国も国民も萎縮していくばかりです。

 個人的な考えですが、どうせこんな巨額の借金はまともに返せる訳がなく、返すとすればハイパーインフレにでもならなければ無理なのです。消費税を10%にしたって20%にしたって無理でありますし、公務員を半分に減らしたって無理でしょう。無駄を省くことは重要ですが、それはこれ以上借金を増やさないようにする努力をしなければ、民間は反発するだけで活力が出てこないだろうと思うからであり、借金を減らす事に期待をした事ではありません。

 とりあえずですが、世界は借金に関して寛容になっており、基本的には利払いが出来ていれば良いというのが暗黙の了解になってきているのです。これ以上借金が増えると利払いも苦しくはなりますが、まだまだ支払えるからこそ資金が円に向かってくるのです。かくなる上は、更に借金をして古くなった橋の架け替えだとか、耐震化されていない学校の改修だとか、本当に必要な公共事業をどんどんやっていけば良いのです。

 もちろん無駄な事業は駄目です。あくまでも本当に必要な事業のみとし、ダム建設だとか、あちこちの港湾の整備だとか、空港の整備だとか、今までの様な感覚では困りますので、その辺は十分にチェックしていくべきでありましょう。 →ranking

 対外債務がほとんどない日本は、他国にどう言われようとも、「文句があるならいつでもカネは返す!」とでも言っておけば良く、もう少し借金が増えて日本は危険かも知れないと思われるぐらいまで借金をした方がよいのではないでしょうか。現時点で相当文句を言われてはおりますが、文句を言いながらも円を買っているのは、まだまだ欧米から比べれば危険度が低いからであります。

 まあ、そんな決断が出来る政治家は居ないでしょうし、今のままだと外資の思うつぼのまま、朽ち果てていくことになりそうですけどね・・・。

 為替の方ですが、無策の日本に対して金融緩和の姿勢を打ち出した米という関係ですから、急激ではないにしてもドル安が進む事となるでしょう。少なくとも84円83銭は割り込む場面があるかと思いますので、勝負はその辺りからという事になるでしょう。

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