長期国債の入札が日米欧共に堅調であり、国債価格が暴落するよりは良い話ではあるのですが、その入札の資金の出所は政府がばらまいたマネーであるという事を考えると、本当にそれで良いのだろうか?という疑問が湧いてくると思いますし、実際にそれは問題であるのです。

 本来、これだけ大量にマネーをばらまけば、インフレになってもおかしくない状況ではあるのですが、どこもかしこも供給過多であるためにインフレは起こらず、その原因が誰もが消費を控えるような状況であるためなので、今のところはデフレという事になっております。

 もはやゼロに等しい短期金利は既に利下げという選択肢がないに等しく、デフレを止めるためには更にマネーをばらまく他はないのです。そして、最終的には臨界点を迎え・・・。現時点ではこれ以外のシナリオは思い浮かびません。まあ、奇跡が重なれば、もしや・・・というシナリオもありますが、完全に奇跡のレベルでありますので、それにすがった投資戦略は取れません。

 金利の上昇をリスク資産からの回避が原因と考えた場合ですが、当然株価は値下がりする事となりますし、商品相場も下落という事になります。日本株が余りに冴えない動きをしているので、金利の低下と共に株価も正常に下げている様に思うかも知れませんが、NY株も欧州の株も値上がり傾向でありますし、商品相場はかなりの値上がりとなっております。

 特にここ一ヶ月の商品相場の高騰は大変な状況でありますが、足下の原油価格や、小麦や大豆などの食料品に影響が出ておりませんので、マスコミが全く報道していないというだけです。原油で2ヶ月ぐらい。小麦は半年ぐらい先に影響してくる事が多いので、その内大騒ぎになってしまう事でしょう。

 ただ、唯一の救いは、皮肉なことにこの円高です。円高によって輸入物価が抑えられますので、輸出企業は苦しくなるのは分かるのですが、ここで円が120円まで円安になるよりは、遙かに庶民は楽であるといえます。

 国債が買われるのはリスク資産からの回避という見方をする方もいらっしゃる様ですが、実は単なるマネーの膨張であり、それは国債だけではなく、株や商品にも流れ込んでいるという事になるのです。

 では、どうして日本株だけが上昇出来ないのか?という事になりますが、これは完全に構造的問題であります。政治の不安定さだったり、税制の問題だったり、少子高齢化の問題であったりと、何一つ明るさがないのです。また、それでもこんな時は材料株が上がったりするものですが、当局の締め付けは過去に例を見ないぐらい強烈であり、これでは日本株は上がらないとしかいいようがありません。

 そして、そんな空気を感じ取った個人は次々と株を投げ売っている状況なのですが、ここ数週間は外資が完全に買い越し姿勢なのです。駄目だ駄目だと思っていても、溢れたマネーは日本株も狙っていると見るべきではないでしょうか。

 ちなみに、この臨界点の問題ですが、しばらくは大丈夫かと思いますが、いつまでは大丈夫?という考えで対応するのではなく、いつそうなっても良い様な対策を常に取っていく必要があるでしょう。臨界点に達してからでは遅いのは明らかなのです。

S氏の相場観ではただいま8月度メンバー募集中です。メンバーには表よりもワンランク上の上質な情報を毎日数回配信させて頂いております。

例えば、先週の土曜日表のブログでしばらく85円台に再突入する心配はほとんどないかとした為替の予測ですが、メンバーには月曜の朝に下記のように訂正配信しました。

為替の方ですが、円高への仕掛けはお盆頃かな?と予測していたのですが、少し早まりそうな気配もありますので、仕掛け的な動きが出た時には出動出来る様な態勢を整えておくべきでしょう。狙い目としては●●円●●銭を割るような局面が理想ではないでしょうか。

ちなみにメンバーにはこの円高を利用して仕込む、某セクター狙い目銘柄を推奨しております。

難しい相場ではありますが、上がる銘柄はありますし、資産を分散すべき投資対象も存在するのです。株だけではなくFXの見通しもかなり評判が良いですし、投資活動は総合的にカバーしております。どうぞ、S氏の相場観を、あなたの投資活動にお役立てください。


最後にランキングのチェックを ⇒ 

無料メルマガでは限定記事を随時配信しています。

登録後すぐに送られてくる記事は「地獄の3丁目で見つけた答え」です。

よろしければ、登録してみてください。

読者数2万人以上のS氏の相場観の無料メルマガです。