先日、三菱UFJモルガンスタンレー証券が、高値から急落した3632グリーを6000円を割るか!?という局面で格下げしたのですが、結果はそれを機に底打ちとなり、株価は急回復となってきました。直近高値は7900円で、安値は格下げされた日に付けた5900円で、本日の値動きは7100円辺りとなっておりますので、既に半値以上戻したこととなります。

 全ての格付けがそうとは言いませんが、この格付けと株価の推移を関連づけて見た場合、非常に強い違和感を感じませんでしょうか?業績が好調であることを理由に東証一部に昇格したばかりであり、誰もが先行きに明るさを感じている企業に対し、需給関係が崩れて株価が軟化したところを狙って格下げです。これで違和感がないと言ったら嘘でありましょう。

 おそらくは、今後も上昇が見込める同社株を仕込みたいが為に、レーティングを下げて売りを誘う為の格下げだったのであろうとは思うのですが、調べようがありませんし、私はこういった動きに気づく事が出来れば投資家にとってはチャンスだと考えており、こういった行為を取り締まる必要は感じておりませんので、特別この行為について追求するつもりはありません。

 ただ、やってることはかなり酷いよな・・・とは思います。まあ、あくまでも民間の駆け引きでありますし、相場なんてものはそんなものであります。この程度は読めない方が悪いと思いますし、積極的に裏を読んで投資活動をしていくのは非常に楽しいものであります。

 こうした駆け引きが通用するレーティングの変更は年に何度か見られますので、皆様も狙ってみると良いでしょう。ただ、あれもこれもと考えすぎると、なかなか上手くは行かないものですし、その企業の実力を見抜く力は必要となりますので、分からない分野にはあまり手を出さない方が良いでしょう。

 こうした駆け引きは非常に好きなのですが、許されないのは規制をかけることが出来る立場から出てくる、本来は規制されるべき内容の材料であります。先日の帝国石油の巨額増資は目に余るものがありました。増資発表の数日前から急落しつつ、カラ売りが急増してきていたのです。普通に考えるならば、あれほど巨額の増資と、その直前の動きを見たならば、当局はそんな増資の発表を許可すべきではないのです。 →ranking

 また、最近は逆日歩が5銭の状態であるにも関わらず、株券の調達が困難になるという無茶な予想を立てて売りを禁止にしたりと、よく分からない規制をかけるケースも目立っております。5銭の逆日歩が10銭、50銭と上昇していき、ついには応札も厳しくなってきたという事であれば、それは規制も検討すべきとは思いますが、僅か5銭で株券の調達が厳しくなるとか、そんな事がある訳がないのです。売り方だって逆日歩を覚悟で売っているのですし、余計な規制などかけずに、もっと自由に売買をさせたらいいと思うのですけどね・・・。

 適度に駆け引きを楽しみながら株を売買出来る様な環境を作り上げていけば、相場はそれなりに繁栄していくのではないでしょうか。単にクリーン化するだけではギャンブルの世界は繁栄するはずもないのです。難しいことではありますが、もっと柔軟な発想で相場を見守らないと、東京市場はいつしか世界から忘れ去られる存在となってしまうかも知れません。

 こうしたちょっと汚いけど、読めれば嬉しい的な材料が出てくる相場が続くことを願っておりますが、当局は市場が萎縮するようなことばかりに手をかけているのですよね・・・。本当に手遅れになる前に、何とかしてもらいたいものです。

 まあ、こうしたでたらめなレーティング情報は今後もなくならないかとは思いますので、今後も楽しめると良いのですけどね・・・。

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