先日の選挙で管総理は、消費税増税をなぜに語ったのか?との問いに対し、ギリシャのようになっては大変だとの思いから・・・。という様な発言をしておりました。確かにギリシャの様になっては困りますが、そんな事になる可能性はあるのでしょうか?そもそも対外債務の規模や質を考えれば、借金の多くを海外に頼っているギリシャに対し、日本は僅か5%程度が海外依存であります。そういう意味ではギリシャの様にはならないと見て良いでしょう。

 しかし、日本の場合はギリシャとは全く別のところに問題があるのです。国債は国内で消化できているとはいえ、借金の総額はもはや900兆円に迫る勢いであり、未だばら撒きで経済を支えている状態なのです。これは、麻薬依存症と同じであり、副作用が怖くて止められないのです。

 麻薬の一部であるエコカー補助金が9月で終わるのですが、関係者に話を聞いてみると、「その後の車の販売はどうなるんだ?」と戦々恐々でありますし、このまま打ち切ればそれなりに酷い副作用が出てきますので、何らかの形で続けていく他はないだろうと思いますが、これを本気で止めるならばこの麻薬依存経済と決別するという意思の表れと取ることも出来るかも知れませんが、おそらくは止められないでしょう・・・。

 そして、実はこの国債の国内消化ですが、国内消化だから問題がないという意見は大きな誤りなのです。ギリシャのように他国に頼っていれば、いざというときに他の国々が手をさしのべてきますので、何とかぎりぎりのところで止まることが出来る可能性もあるのですが、現状で日本の国債がデフォルトとなったとしても、どこの国が手をさしのべてくれるというのでしょうか?

 まあ、影響がないとは言いませんが、ある意味ではギリシャのデフォルトよりも、日本のデフォルトの方が世界に与える影響が少ないと言っても過言ではない感じかも知れないのです。

 最近はニュース解説の上手な池上さんも、この日本の借金の状態や仕組みについて解説を繰り返しておりますし、多くの方は日本の問題に気づいているでしょうし、このままでは不味いと思っている事でしょう。ただ、今は大丈夫という話も良く聞きますし、確かに今は大丈夫ですが、いつまで?と聞かれたならば、後2年位は・・・というのが私の予測であります。

 それは、2012年問題です。同年に地球が滅亡するとかいうオカルト話ではありません・・・。ただ、日本が滅亡する危険があるのがこの年です。退職した団塊の世代がこの年から年金を受け取る事になるのですが、これは間違いなく国債の売りにつながるし、株の売りにもつながるのです。国債も株も売らなくては退職金を支払えないのですからね・・・。それまでに構造問題などを解決する力が今の政府にあるでしょうか?正直言って消費税を5%上げただけで済む問題ではないのです。 →ranking

 あくまでも我々日本人にとってですが、下手をするとギリシャどころの騒ぎではないのです・・・。米軍は出て行けとか、老人の福祉を優先しろだとか、そんな悠長な事をやってられる程甘い状態ではないのです。このままストレートで経済が崩壊していく事はないかと思いますが、この厳しさを実感し、冷静な判断を下していく必要があることだけは確かです。

 株価は再度安値に接近しておりますし、こんな話をすれば売りしかないのか?という事にもなりますが、それでも目先は麻薬効果もありますし、世界もまた多くの国で「麻薬」が使用され始めている為、いつかは壊れるとしても目先は株高の局面も来るということに成るでしょう。このバランスを見極めるのが難しいのですが、流れをしっかりと見極め、相場に飲み込まれないようにしたいものです。

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