将来的には必要だろうと思われる消費税の増税ですが、目先こんな話をしているとせっかく底打った景気も再下落しかねませんので、今はそんな話をすべきではないという観点から、今回の選挙で民主党に圧勝されるのだけは困ると考えておりました。そして、実際に民主党は敗北に終わったので、増税論は先送りになるだろうと期待していたのですが、今度はIMFの方から消費税は15%にと圧力がかかってきました。今日の相場は強くはないだろうとは思っておりましたが、ちょっと予想外の悪材料が、相場を軟調にしている原因の一つと言えそうです。

 将来的には確かに必要でしょうけれども、今は絶対にその時ではないのです。豊かな生活を支えているのは借金だという認識を持ち、これからそれを何とかしていくという覚悟を持つことは重要と思いますが、目先はデフォルトする危険性はないのですから、今から萎縮するような増税論をぶち上げるべきではないのです。

 何せ世界一の赤字国家ではありますが、対外債務は世界一低いのです。少なくともデフォルトの危険はないですし、デフォルトしても他の国がデフォルトするのに比べれば、外国にはほとんど迷惑をかけることはないのです。正直言って現時点でIMFが口出しする様な事態には至っておらず、大きなお世話以外のなにものでもないと言えるでしょう。

 結局、こんなにもお金をばらまいたけれども、結局景気は回復しなかったし、人口も増えやしなかった。この事実を真摯に受け止め、これからすべきことを真剣に考える力が必要なのです。既に20年の失政がある訳ですから、これを取り返すのは並大抵の努力では無理ですが、道がない訳ではないのです。 →ranking

 ただ、まずは株価が上昇し、世の中に余裕が生まれない事には次に進む事は出来ないでしょう。是が非でも市場を活性化させ、余裕を生まれさせなくてはならないのですが、当局の関心は225銘柄の様な一般的銘柄の売買だけが好みの様で、材料株などは上がれば規制というような感じでありますので、なかなか市場が活性化してきません。

 また、帝国石油のような225銘柄でも、巨額増資の直前に大量のカラ売りが入ったりと、透明性を疑うようなもはや事件としか言い様のないような取引も行われたりしております。どんな思惑を持っているのかはしりませんが、本気で経済を立て直そうという事であるならば、消費税を上げるとかそんな話の前に、やるべき事は山ほどあると言えるでしょう。

 そもそも900兆円近い借金を返すために、消費税を上げたからと言って何になるというのでしょう?消費税を上げた分は福祉に!とか言ってますし、上げても借金を返す気はないのでしょうけどね・・・。先が思いやられてしまいますが、とにかく今は借金の多さに臆している時ではありません。前向きに消費を拡大させるためにはどうすべきか?という点を考えて行くべきでしょう。一番の景気対策は人口増加策と思いますが、政府の関心は福祉ばかりですからね・・・。余り期待はしておりませんが、何とか良い方向へ進んでくれることを祈るばかりです。

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