BPの原油流出事故を受けて、米政府が新規の深海油田の掘削を6ヶ月間凍結する措置を取っていたのですが、それを撤回するよう求めていた訴訟で、ルイジアナ州連邦地裁は22日、油田開発会社の主張を認める決断を下しました。これにより油田開発は継続できるという思惑が原油価格を押し下げるという見方につながり、それが原油関連企業の収益を押し下げるという思惑も働き、昨夜のNYが大幅安する要因の一つに加わった訳です。

 このニュースからふと思ったのですが、世界中で地球温暖化が叫ばれ、その原因は二酸化炭素だという予測の元、二酸化炭素を悪者にして省エネ政策を世界中で進めている訳ですが、結局のところ新規で原油を掘り続け、それを燃やす限りは、二酸化炭素が減るということはあり得ない事なのです。二酸化炭素を固定化し、例えば海底や地底に閉じ込めるとか、掘る以上の努力をしない限りは絶対に減ることはないのです。

 新エネルギーに転換するまでの間に、出来るだけ二酸化炭素を増やさない努力をするための省エネであるという事であるならば、分からなくもないのですが、本当に二酸化炭素が悪者であるとするならば、もっと危機感を持った対応をしなくてはならないように思います。特に自動車や、発電に絡む石油の消費には迅速に対応する必要があるはずです。 →ranking

 ただ、これが原子力にという事になりますと、万が一の事故の時に温暖化以上に悲惨な事が起こりますので、出来れば原子力以外の方向へ行って欲しいとは思っているのですが、そうなってくると必要になるのが太陽光発電であったり、風力発電であったり、電池関連であったりするのですが、意外とこの辺の銘柄は物色が一巡してしまっており、今はおとなしい物が多くなっております。

 しかし、必ずこうした銘柄に再びスポットが当たる日が来るのは確かではないでしょうか?こうしてBPが最悪の原油流出事故を起こしてもなお原油を掘り続ける世の中は、必ず変化してくると見ていくべきだと思います。温暖化を防止する為に必要なのは省エネではなく、エネルギーの転換しかない訳で、省エネは単なる時間稼ぎであると見て良いと思いますので、電気を使う量を減らしたからといって、それが温暖化を防止するという事にはなりません。あくまでも延命措置でありましょう。無駄を減らすことは良いことでありますが、必要と思われるのは新エネルギーへの転換である事は確かなのです。無駄を減らしても石油が燃やし続けられている限りは、状況が好転するという事はあり得ないのですからね・・・。

 もし、本気で二酸化炭素が温暖化の原因で、温暖化が人類にとって本当に不利益だというのであれば、省エネなどと甘いことを言わず、更に危機感を持ってエネルギーへ転換していくべきでしょう。その方が経済も新しい価値観を持って、活性化していく事になるのではないでしょうし、株価も活性化していく事でしょう。まあ、本当に二酸化炭素が温暖化の原因で、本当に温暖化が人類にとって不利益であるということで有るならばですけどね・・・。

 今は二酸化炭素悪者論が巨大化し、それは原子力のリスクよりも悪い存在になってきておりますが、とりあえずこの二酸化炭素は当面悪者で居続けるでしょうし、今はそれよりも銀行の業績の方が悪いために環境関連には資金が回っておりませんが、産業を立て直すためには絶対に外せない分野であると思いますので、こうしておとなしい内に、将来性のある環境関連銘柄は仕込んでいくべきであろうと考えております。

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