昨日、ギリシャの国債が4段階引き下げられ、NYはザラ場に反落して小幅安で終わったのですが、昨日の朝にこの材料に対して下した判断は、ギリシャの国債がこの程度格下げされるのは織り込み済みであり、NYが下げたのは格下げを発表したムーディーズへの敬意程度の話である可能性が高く、相場を弱気に見る材料にはならないというものでした。

 昨日は朝から日経平均も安く始まった訳ですが、後場には切り返して小幅高。そして、昨夜のNYダウはBPの6段階格下げという悪材料にもめげずに200ドル以上の大幅高となったのです。そして、今日の東京市場へと流れが移ってくる事になるのですが、おそらくは日経平均は1万円台を回復するという動きになることでしょう。

 あれだけ騒いだギリシャ問題が解決していない訳ですし、おまけに4段階も格付けを下げられたのに、どうして相場が反発するのだろうか?読めなかったとしても、理解できていれば今後の勝負では勝てる可能性があるかと思いますが、理解できていないとすると大変ですので、今日は、どうしてこの材料で強気の買いと判断したかをレポートしてみたいと思います。

 まず、ギリシャが相当大変な状態であるということは周知の事実であり、特にユーロ系のヘッジファンドは相当数のカラ売りを入れておりました。これは、ギリシャに対してだけではなく、日米欧の相場全てで行われておりました。カラ売りというものは、結局は買い戻さなくてはならない訳で、皆が下がると思ってカラ売りを入れすぎれば、実際には下がる材料があるとしても下がらなくなる物なのです。好材料にも出尽くしという物がありますが、悪材料にも出尽くしという物があり、今回のケースはこれにあてはまるという事になるでしょう。

 一度反転してしまった相場というのは、そう簡単に止められる物ではなく、この上昇の流れはしばし続くことになるかと思います。これは、カラ売りで儲けてやろうという勢力が余りに強すぎた為の結果ともいえますが、そもそも相場が反転する気配はもっと前から見えていたのです。

 転換のきっかけは、ガイトナー米財務長官の日本、中国、ヨーロッパの旅に隠されていると見ているのですが、そもそもどうしてこのタイミングでアジアとヨーロッパを回ったのでしょうか?これは憶測ではありますが、米の年金の運用に絡んだものであると推測しております。 →ranking

 表面上は北朝鮮の問題であったり、中国のバブルの問題であったり、ギリシャ危機であったりということですが、公的注入によって企業業績が回復しているというのに、株価が低迷したままであると、年金の運用成績が悪くなってしまいます。景気が回復してきても年金運用が悪いという事になると、非常に面倒な責任問題に発展する可能性があるという事で、株価対策をしなくてはならないという事が真意の訪問だったのではないかと推測しております。

 その後にオバマ氏の雇用に関する詐欺的発言があったり、ハンガリー問題があったりと、やたらと売り叩く様なやらせ的な材料が多く出てきたので、一時はこの読みは間違いだったか!?と少々困惑した時もあったのですが、やはり流れはこちらに向かってきていたようです。

 どうしてここまで強気で6月は買って、買って買いまくったか?これだけで説明出来る事でもないのですが、こうした材料が強気で買う判断の一部になっておりました。

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