週明けの東京株式市場は、シカゴ日経225先物で取引されていた9600円付近まで急落して始まりましたが、特別に買い材料のない東京市場が休み明けにこんな反応をするのも致し方ないとは思います。ただ、そもそもNYが下げた理由というのは、ハンガリーがデフォルトに至りそうだとか、米の雇用統計が予想よりも良くなかったという材料が中心であるとするならば、あまりに過剰な反応ではないでしょうか。

 ハンガリーは、確かにドイツと貿易がありますし、ユーロ圏にある訳ですから、ユーロ加盟国ではないとしてもユーロに影響がないとはいいにくいのです。ただ、だからといってもの凄い影響があるかといえば、そうでもなく、処理できない規模ではないはずと見るべきではないでしょうか。まあ、ユーロ圏ではまだまだ問題が出てきますし、不安になるのも分からなくはないのですけどね・・・。

 ここで、今まで相場が上昇してきた経緯を考えてみたいのですが、リーマンショックから始まった経済危機はを前に、世界中で実行されている金融緩和と、巨額の資金供給という事になり、こうして不安が続く限りはこの流れに変化は起こらない訳で、本格的に経済が破壊されるまでは景気が悪ければ悪いほどに金融緩和政策が長引くことになり、株価も上がりやすく下がりにくいという状況が続くのです。 →ranking

 今回の米の雇用統計が予想よりは良くなかったという事ですが、こうした巨額の資金供給が雇用を生み出し始めており、最終的に残るのは借金の山だとしても、着実に雇用は回復の度合いを強めておりますし、企業の業績も回復傾向にあるのです。

 問題は、相場がその雇用の増加とか業績の回復だとかの良い面を見るか、その裏に積み上がっている借金を見るかで向きが変わってしまうのです。景気が悪ければ悪いほどに何とかしようという力が働きますし、とりあえずはこれ以上、下げたくない水準までは下げて来ておりますので、売り圧力はそれほど高まらないと考えております。ここから下に下がっても、利益を出せるところは限られておりますし、現時点で本格的崩壊が起こってもあまり美味しくはないのです。

 本当に駄目な相場ならば、世界はもっと大騒ぎの状況になっていると思いますし、ここは勢いで売るべき時ではないと考えます。

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