昨夜のNYダウはほぼ300ドルの上げとなったのですが、買われた理由は前日の中国がユーロ国債を見直すという報道を否定したからと言われております。そして前日の取引でありますが、NYダウは中国のユーロ国債見直し報道で高値からほぼ300ドル下げている訳です。確かにデリケートな問題とは思いますが、これはこれほどに乱高下するような材料でありましょうか?相場が読めていれば対処出来る事かとは思いますが、読み切れなければ往復ビンタを食らってノックアウトされかねない状況であります。

 中国がユーロ国債を見直すとしたフィナンシャルタイムズの報道は、正直言って読み切れません。これを読めるところがあるとするならば、インサイダー絡み、のみでしょうし、これを読む努力はしても無駄だと思いますので、この報道に対抗出来る手段は資金管理という事になります。常に現物指向であれば、こうした突発的材料が出ても困ることはないのです。要は欲を張ったら負けであり、常にリスクと向き合った投資を心がける以外にこの材料から逃れるすべはないということになります。

 ただ、この材料が出てくるのは読めなかったとしても、この材料に対処する事は誰にでもできます。現物中心の取引で資金さえ温存されていれば、低リスクでこの材料を利用することが出来るのです。

 まず、概況でありますが、米のガイトナー長官が数時間日本に滞在し、その後に向かった中国で、何日も協議を重ね、ユーロ問題に真剣に取り組む姿勢を世界にアピールしました。そして、ガイトナー長官が次の訪問先である独に向かって旅立った直後、中国のユーロ見直し報道があった訳ですが、世界は完全にこの報道にビビリました。確かに中国でありますから、何を約束しようが信頼できる物ではないとでも感じたのでしょう・・・。まあ、その気持ちは分からなくもないのですが、それはあまりにお粗末な話ではありませんでしょうか?

 この材料に対する私の判断は、ガイトナー長官との約束(米との約束)は違えられることはない。そもそも大量に抱えた債権を売るのに、先に売ることを宣言したら暴落するに決まっているので、本気で売るなら売るとは言わないはずだと。そして、この局面でユーロに暴落されれば、中国も自分で自分の首を絞めることになるので、どこからどう見てもここで売る必要はないという判断になりました。

 しかし、こんなことで相場が毎日300ドルも動かれたらたまったものではありません。読み切れていれば稼ぐチャンスでもあるといえるのですが、世界中の投資家は間違いなく疲弊しますし、あまり好ましい状況とはいえませんが、マネーが溢れている以上はこんな動きは日常茶飯事になるのかも知れません。 →ranking

 ちなみにですが、昨日の朝の投資判断ですが、追い証の投げがピークとなることと、NY安の影響で東京株式市場は安く始まるとしましたが、その辺りが底であり、買うならここだとレポートしましたが、成功という事になるかと思います。

 そして、ここからのポイントですが、買い下がるのは仕方ないとしても、買い上がるのは得策とはいえません。上がれば利食いできる物を利食いしていかなくてはならないのです。出遅れを買うのは悪くないのですが、それでは勇気を出して下がっているところを買った人には絶対に勝てません。こうして反発してきたとしても、悪材料が消えた訳ではありませんし、同じ材料で上にも下にも行く相場でもありますので、出動の仕方を間違うとどうにもならないケースが続出します。どうにもならないケースに至らないように、「欲」をしっかりとコントロールし、材料をしっかりと分析して納得のいく行動を取りましょう。納得のいく行動でなければ、精神的に崩壊して耐えきれなくなるのです。

 当分ボラの高い危険な相場が続くかとは思いますが、難解な相場というわけでもありません。ポイントさえ抑えれば決して対処仕切れない相場という訳ではないのです。

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