今月は世界中がギリシャという小国のソブリンリスクに恐怖した月となりましたが、その反応はあまりに過剰であり、どう考えても行き過ぎのレベルに達しているのではないでしょうか。以前にも書いておりますが、ギリシャが危ないという事は半年も前に分かっている事ですし、ストがあろうが関係なくNYダウは1万1200ドルまで買われたのです。財政再建が厳しいなどということも最初から分かっている事ですし、今回の急落劇は新たな悪材料が何一つない不可思議な急落であったと言えるのではないでしょうか。

 そして、最初からギリシャは再建しないという事を前提に世界は動いているのであって、これが悪材料となって相場を圧迫するのはおかしな話なのです。確かに表面上は恐怖でありますし、どうにもならないと思えば株も売りたくなるかとは思いますが、計算通りの事が起こっているだけなのにそんな反応をする必要はないとしか言いようがありません。

 そもそもですが、再建させるとしても特効薬などありやしないのです。怖いだ危ないだと騒いでも、何の意味もないのです。もしかしたら上手く行くかもしれませんが、それでも時間は必要であり、ギリシャ人にも考える時間ぐらいは与えてあげなくてはならないでしょう。

 とりあえずですが、EUもIMFの動向もギリシャは潰さないと明言し、支援の意志を表明しているのです。これに対して本当に支援されるかどうか?とか言っても始まりませんし、この材料を見て売ろうって人は売れば良いのではないでしょうか。本当に助かるかどうかは別ですし、本当に助けるつもりかどうかも別ですが、表面上は助けると言っているし、目先はそうした方向へ動くと見るのが正常な判断であり、株式投資はその動きを捉えて行かなくてはならないのです。 →ranking

 まあ、将来的にはどうにもならなくなるとは思います。所詮は無茶な助け船であり、最終的には沈むでしょう。その最終的に沈む場面を想像してなら売りも正解ではあるのですが、明らかにこれは先送りされておりますので、しばらくは心配しなくて良い問題のはずなのです。このまま世界経済が崩壊するというのであれば、売りでも良いですが、まだその時ではないでしょう。崩壊するまでの間に現金を持っていたいというのであれば、止めはしませんが、崩壊したら現金の価値も・・・なので、株は買わなくてもゴールドなどの価値あるものを買っておく必要はあるでしょう。

 ただ、どんな恐怖の下げがあったとしても、必ず底打ちの時が来ます。怖い怖いじゃ何もできませんし、底と思えたならば買えば良いし、買えないまでも買いポジションの維持に努めるべきでありましょう。ここが底かどうかはまだ分かりませんが、弱気になって良い場所ではないことだけは確かでしょう。ほとんどの場合ですが、もう駄目だと思った辺りが底であります。

 昨日は多くの方が感じたのではないでしょうか?もう駄目なのではないか・・・と。

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