昨夜のNYダウは376ドル安と、大幅続落となったのですが、何か新しい悪材料が出たのか?と聞かれれば、特別そんな状態ではなく、単に今まで進んできた道を振り返ってみたら余りの暗さに恐怖し、急いで元来た道を戻ろうとしたところで足を取られて転んだ・・・といった感じではないでしょうか。

 ギリシャがどうにもならない状態になっているというのは、半年も前から分かっている事ですし、少なくとも今の状況と何ら変わらない状態で、先月はNYダウが1万1000ドルを回復しているのです。ギリシャ危機を承知の上でそこまで買い上がっているのですから、特別状況が悪化した訳でもないのに、こうして売られる方がどうかしているのです。

 ギリシャへの支援が無償援助ではなく、高金利の追い貸しである以上はギリシャの再建は不能であり、どんなに努力をしたところで無理なものは無理なのですから、ユーロからギリシャは潰すと宣告されている様なものです。ただ、正面から潰すといえないだけの話であり、それがこんな状況を作り出しているのでしょうけれども、元々が潰す覚悟での支援であると見るべきであり、ギリシャがストをやろうが関係ないといっても過言ではないのです。

 そして、大事なことは、潰すつもりとはいえ、目先は資金供給が実施されルという事です。今まで世界の株価が上昇してきたのは、世界中で財政出動が実行され、金融緩和が実施されという事での結果であり、今後もその状況が続くという事が確定している訳ですから、例え経済状態が悪いとしてもここで株価は高く居続けるはずなのです。

 そして、何より各政府は株価が高いところにいることによって、何とかその信用を保っている訳であり、これが崩壊してしまうならば、今までの財政出動はすべて無意味どころか、大きな負債となってのしかかってくるだけという事になるのです。 →ranking

 おそらく、最終的にはすべてが崩壊してしまう事と思いますが、リーマンショック後の対策が始まって僅か1年です。たったこれだけの期間で全てが灰燼に帰す様な事にはさせないはずなのです。崩壊するにしてもまだ先であり、目先のこうした混乱を恐怖と捉えてはいけないのではないかと思います。

 日経平均ベースでの話ですが、去年の春の下落局面で8000円を割ったところで日本の政府は50兆円の株買い取り策を出しました。政府は民主党に交代している訳ですが、官僚が替わった訳ではなく、再度8000円割れが意識されるようになれば、新たに株価対策の政策が出てくる事でしょう。売り仕掛けをする側にとっては、絶対に予測しなくてはならないポイントだと思いますので、売りを買い戻すには8000円手前までにという条件がついてくる事になるはずです。

 という事になりますと、ここから先どれほど売りを浴びせられるか?となりますと、ここから2000円程度という話になりますので、それほど強気で売り仕掛けをする訳にはいかないということになるはずです。今回の下落が世界経済の破綻の引き金だというのであれば話は別ですが、まだその時ではないでしょう。

 ここは持ち堪えて行くべき時と思いますし、影響力の低い骨のある材料株を買うチャンスでもあります。この下げの中で買いの目で見ることができれば、大勝利を手にする事ができるのではないかと思います。

 もう一度いいますが、新たな悪材料など一つもありやしないのです。悲観する必要など全くないといっても過言ではありません。

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