連日暴動が起きているギリシャですが、そうした姿を見ている世界の投資家は不安になって当然です。何せ公務員が率先してゼネストをし、デモに参加して火炎瓶を投げつつけているのです。本当にこれが先進国の姿なのか?こんな奴らに大事な税金を使うな!というドイツ国民の怒りはよく分かります。ただ、そんな奴らをユーロの仲間に入れたという責任もあるのも事実であり、何とかしなくてはならない問題でもあるのです。

 ただ、そもそもゴールドマンと結託して粉飾決算をしていた可能性が高いギリシャですから、その責任を他のユーロ各国が負わされるのも気の毒な話であり、最も責任を取らなくてはならないのはギリシャであり、ゴールドマンであるという事になるでしょう。もしもこの混乱を鎮めたいのであれば、粉飾で発行されたギリシャ国債への保証をゴールドマンに求め、ギリシャはデフォルトにしてユーロから追い出すしかないでしょう。全てを保証させるのは無理だとしても、ある程度保証させればドイツ国民も納得するでしょうし、この危機は封じ込められるかも知れません。

 まあ、ギリシャに限らず、イタリア、スペイン、ポルトガルと、他のEU加盟国も財政状況が悪化しておりますので、これを解決させても次から次へと問題が出てくる状態ですが、やらないよりは随分マシなのではないでしょうか。甘えても助けない!という意志を見せる事により、国民も努力するようになるという事がいえるのではないでしょうか。

 しかし、今回の株式市場の急落ですが、本当にギリシャ問題であり、中国の金融引き締めが悪材料になっているのでしょうか?こんな事は随分前から分かっている事であり、相場は織り込んでいたのでいる事と思っていたのですが、相場というのは本当に分からないものですね。私はこれから出てくる米の悪材料にスポットが当たり始めているのかな?という感じで考えたりもしているのですが、現時点でははっきりとこの下げの原因が分からない状況ではあります。

 予想される米の悪材料ですが、住宅購入支援の打ち切りから来る住宅販売の悪化や、国勢調査の臨時雇用の終了に伴う雇用の悪化が上げられます。これは6月に入ると出てくると思われる悪材料となりますので、この辺を折り込みに行っている相場なのかも知れません。 →ranking

 おそらく、世界には金融緩和でマネーが溢れておりますし、本来はこれほどに売られる状況ではないはずなのですが、昨夜のNYにも出たと思われるプログラム売買が、市場参加者へ恐怖を与えているのも事実でしょう。何せ一瞬とはいえNYダウは1000ドル以上安い局面があったのです。そんな下げを見せつけられれば、誰だって恐怖に駆られますし、逃げたくもなるでしょう。ある意味ギリシャ問題よりも恐ろしく、株式市場の敵はロボという事になるかも知れません。

 正直言って昨夜の下落は少々驚きましたが、気持ち的には来るべき時が来たかも知れないという感覚であり、この下げに対するヘッジは日経225の売りでカバーしておりますので、特別困っている訳ではありませんし、むしろ下げ歓迎の状態であります。ただ、一つだけ残念な事があるとすれば、大好きだった材料株相場も終わってしまう可能性があるという事です。

 もしかすると、やっぱり今の悪材料は分かり切っている事だと認識し、相場が冷静に戻ってくれるかも知れませんので、望みを捨てた訳ではないのですが、終わる覚悟は常にしておいた方が良いでしょうね。これは本格的崩壊ではないと思いますが、いずれそんな局面が来ると思いますので、心構えだけはしっかりしておくべきでありましょう。

 まあ、最終的には崩壊すると見ておりますので、崩壊するまでの間を楽しむチキンレース的な相場ではあるのですけどね・・・。チキンレースに参加するかどうかは人それぞれの判断ですし、挑戦し続けたい方はとことん応援していきたいと思います。

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