言わずと知れたマグロの王様黒マグロ。マグロの種類は多くありますが、特にこの黒マグロの旨さは絶品でありましょう。しかし、日本だけではなく中国もまた黒マグロを消費するようになり、その需要は高まるばかりで、このまま獲り続ければ絶滅の可能性もあるという位のところまで激減しました。まあ、これだけ広い海ですから、絶滅させようと思っても絶滅はしないと思いますが、このまま減り続ければ、漁獲を削減して漁師が困るのが先か、単に獲れなくなって漁師が困るのが先かというだけの話であります。

 どうも報道を見ていると、食卓からマグロが消えるだとか、漁師が困るだとかそんな話ばかりでがっかりさせられます。好きに獲らせておいても数が激減すればその漁は成り立たなくなる訳であり、規制はしてもしなくてもあまり変わりはないのではないかとも思いますが、規制した方が守ったというエゴがありますし、人間的には良い感じかも知れません。

 ただ、海洋資源を保護しようというのであれば、それこそイルカや鯨の様に大量に魚を食う動物を獲った方が良く、鰯等の小魚を保護する事によって、大型の魚も保護することになりますし、何より大型の魚も生まれた時は小魚なのです。黒マグロを保護するなら捕鯨も認めるべきでありますし、推奨すべきことでもあります。

 問題は獲り過ぎであり、特に体の大きな鯨の総量は把握しやすく、これらをどの程度獲るかを計画するのはそれ程難しい事ではないはずなのです。どうせやるなら本当に理にかなった規制をすべきで、地球全体の利益を考えていくべきではないでしょうか。

 油を獲得する為に乱獲していた時ですら鯨は絶滅しなかったのですから、黒マグロが乱獲で絶滅するとは思えませんので、規制の有無にこだわるつもりはないのですが、食卓からマグロが消えるとか、回転寿司からマグロが消えるだとか、自己中心的な報道ばかりで浅ましく、しかも嘆かわしいとしかいい様がありません。

 ちなみにですが、捕鯨の様子を撮影して残酷だとか、野蛮だとかいうコメントをだす人達がいますが、牛や豚、そして鶏などの家畜が殺される所は報道されません。野生で逃げ延びる可能性のある動物を狩るのと、愛情いっぱいに育てられた逃げない動物を予定の日に殺すのと、一体どちらが残酷だというのでしょうか?

 私は畜産家を批判しているのではありません。本当に立派な仕事だと思いますし、彼らが居なければ私たちは肉を食えないのです。心の底から尊敬していますし、何よりそれを殺して肉として流通させてくれる人達にはそれ以上の感謝をしております。

 ただ、鯨をあの様に報道するならば、我々が食べている肉はこうして食卓に上るという流れの全てを報道すべきなのではないでしょうか?まあ、おそらくは殆どの人が肉を食えなくなると思いますけどね・・・。牛や豚や鳥だって血を流すのです。鯨だってマグロだって何ら変わりはなく、我々が生きて行くためにはそれらの犠牲はなくてはならないのです。

 鯨が消えて、マグロが消えて、得するのは誰か?やっぱりこれは畜産家でしょうね・・・。その分の蛋白源を牛豚鳥に求める訳ですから、当然といえば当然です。米はこの5年で輸出を倍増させると宣言しました。海洋資源は保護した方が特に決まってますので、ここは間違いなく規制に賛成してくる事でしょう。他国の食文化など関係ないのです。必要なのは自分たちが作った肉を買ってくれるかどうかだけの話なのです。

 残念な事ですが、利害関係的に日本は非常に不利です。理にかなってなくても、利にはかなっているのですからね・・・。米国は強大な力でリーマンショックを跳ね返そうとしている訳ですが、立ち位置を間違えれば一瞬にして吹き飛ばされてしまうでしょう。米との喧嘩ほど馬鹿げた事はないのです。その為には政治がもっとしっかりしてくれなくてはならないのですが、これではどうにも・・・。とにかく、新たな動きが出て来るのを待つしかありませんが、良い方向に動きそうな兆候はまだ見えてきそうもありません。

最後にランキングのチェックを ⇒ 

無料メルマガでは限定記事を随時配信しています。

登録後すぐに送られてくる記事は「地獄の3丁目で見つけた答え」です。

よろしければ、登録してみてください。

読者数2万人以上のS氏の相場観の無料メルマガです。