無駄の削減とは言うけれど・・・

 財源の確保が難しい情勢となり、マニフェスト重視と声高々に叫び続けてきた民主党の政策に大きな変化が出てきています。高速道路の無料化は、たった18%のほぼ首都圏とは無関係の路線で実験が行われるのみで、子供手当ては満額支給は難しいという状態。なのに郵便事業は税金を投入してでも再国有化と、どう考えても力の配分がおかしいのですが、それらの財源となる無駄の削減は殆ど進んでいないというのが現状です。

 そもそも民主党は、無駄を削れば財源は確保出来ると言い続けてきた訳で、無駄を削れないのは公約違反の何物でもないとしか言い様がありません。高速道路を無料化すれば二酸化炭素の排出が増えるとか、フェリー業者が潰れるだとか、高速バスが潰れるだとか、色々と問題が有りますので、こういった部分は見直さなくてはならないとは思うのですが、そんな事は最初から分かっていた事であり、見直しにならない訳がないのです。とにかく「甘い!」の一言であり、特に首相の資金管理も含めてですが、本当に甘過ぎであります。

 政権発足から間もない頃からでしょうか。民主党の動きを見ていてこれでは駄目だと苦言を呈し続けてきた訳ですが、ここへ来て遂に政党への不支持が支持を上回りましたし、国民の危機感は募る一方である事が証明されました。このままで良い訳が無いのですが、本当にやる気が感じられないのです。

 無駄の削減の代名詞であった事業仕分けですが、誰もが予算を要求し、無駄だから要らないとは言わないのは当たり前であります。しかも、理由を聞けばそれなりに必要である場合が殆どであり、本当に無駄な部分を洗いだすのは非常に難しい話だと思うのですが、もう少し論点を変えればそれ程難しくもないのではないでしょうか?

 事業仕分けの様子はインターネットを通じて放送されている訳ですし、要求側へ一言聞けば良いのです。
「その要求の金額は、国民に借金をお願いしてまで必要な事ですか?」と。

 そして、借金をしてでも必要だと言うのであれば、それをしっかりと説明して頂き、それを政治家が判断すれば良いのではないでしょうか。そして、その判断に至った経緯をしっかりと公表し、次の選挙で国民がその政治家の働きを精査し、投票につなげれば良いのではないでしょうか。

 お金に余裕がある時ならば、それは多少無駄な事であろうとも構わないと思いますし、色々な事をやるべきでしょう。それは将来へ対する投資でも良いとは思いますが、あくまでも余裕があればの話です。余裕が全くなくて借金漬けの状態であるのに、あれもやりたいこれもやりたいでは話にならないのです。もはや日本の借金は1000兆円を目前としており。ギリシャのソブリンリスクがとか言ってる場合ではないのです。

 今、確かに金利は安定していますし、ある意味壊れ様のない不変の物の様に感じている方もいらっしゃるかもしれませんが、不変のものなどある訳がないのです。また、金利がほぼゼロに近いところで安定しているという事は、国債が高値で上がり様のない値段で安定しているという事にもなります。

 さて、こんな状態がいつまで続くというのでしょうか?確かに日本の国債の93%は国内で消化されているかもしれませんが、今はデリバティブでカラ売りというものが存在しているのです。リスクのヘッジという理由でですが、ヘッジの目的のはずが猛威を振るう結果に成る事はよくある事です。さて、あなたの備えは万全でありましょうか?これから起こるであろう事をしっかりと予測し、行動した人だけが生き残るのではないでしょうか。

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