実は米軍は普天間に居たいのかも?

 普天間問題について何度か書いて来たのですが、ふと湧き上がった考えがあります。実は米は普天間から出て行きたくはないのではないか?そして、政府も移転費用を出す位ならそのままで居てもらった方が良いと考えているのでは?・・・と。

 鳩山首相の指導力の無さは「友愛」をスローガンにしている為に、これは仕方の無い事かとは思うのですが、政権維持のためには日米同盟を破壊しても良いと考えているのでしょうか?現状は首脳会談を申し込んでも断られる有様で、本当にピンチに見えるのですが、首相の表情は意外と落ち着いており、それ程困っているようには見えません。 → ranking

 見た目は社民党や国民新党に振り回されている様に振舞っておりますが、実はそれを利用して普天間からの基地の移設自体を反故にしようというのではないでしょうか?このまま問題をこじらせれば、確実にそうなるでしょうし、一生懸命やりました!というアピールも出来ます。踊らされるのは沖縄県民・・・。有ってはならない事ですが、これが狙いではないでしょうか?

 そして、米もまた一部をグアム移転するだとか、そんな面倒な事はやりたいと思っていないはずで、自民党とは合意したがそれは実行したくないと言う考えを根底に持っていると思いますし、だからこそ代替案などないと強硬姿勢なのでしょう。最終的には日本のせいにして普天間に居座るのが目的かも知れません。 → ranking

 日米どちらにとって渡りに船だったのかは分かりませんが、実は普天間から移動したくないという考えがあるという視点から見ると、この騒動は実に自然に見えてくるではありませんか・・・。

 しかし、不可解なのは小沢氏の大中国訪問団です。世界一の金融民族を良く知る同氏が、何故この時期にこの様な行動を取ったのか?これもまた米を怒らせる振りをしているだけと考えれば自然でありますが、真意はもう少し考えなくては分かりませんね・・・。 → ranking

 ただ、いずれにしてもこの調子では当分株の上昇は見込めないという事になるかと思います。何せ外資は日本株が下落するのを待っているのです。下落過程で儲ける事も考えているでしょうし、最終的には安く買い集めるつもりでしょう。そういう意味で考えると、政治が経済を圧迫する方向で動くと言うのが狙いであるという見方も出来るわけですが、やはり答えは当分出せそうもありません。

 今、世界には過剰流動性という一つの大きな買い材料しかありません。色々と買われた理由などが解説されたりしておりますが、根本は全てここにつながっており、これ以外の多くの悪材料は無視されているのです。しかし、いつまでもそんな状態が続くはずもなく、いずれは崩壊という事になります。崩壊の前には何度か調整しようという動きもあるかと思いますが、その局面を読み違えない様にすべきだと思います。 → ranking

 また、事あるごとに出口政策という言葉が出てきますが、これだけマネーサプライを増やしても雇用は一向に回復しませんし、いつまでもマネーサプライを増やし続けるわけにも行かないのです。企業はそれを感じているし、それが当たり前と思っておりますので、下手に雇用を増やそうとは思わないのです。特に一度雇ったらクビを切り辛い日本はその傾向が強いのです。

 未だ死人が少ない内に何とか手を打って欲しいところなのですが、これでは日本復活のシナリオは見えてきません・・・。まあ、普天間問題は、普天間から出て行きたくないから、とにかく暴れてくれ!という米側からの要請の結果かも知れませんし、そういう事であれば、実は最強の親米派なのかも知れませんけどね・・・。 → ranking

 深読みし過ぎかもしれませんが、とにかくまともな状況ではない事だけは確かです。相場の世界で生きていこうと思うのであれば、あらゆる事態を想定し、あらゆる仮説を立て、出来る限り多くの出来事を予測していかなくてはなりません。世の中は意外だ!と思うことが起こったとしても、それを予想出来ていればそれをチャンスとする事が出来るのです。

 今回の話はあくまでも仮説であり、何の証拠もありません。私はあの危険な普天間基地の移転に賛成でありますし、一日も早い実現を願っております。

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