ジョージソロスのポジション

 しばらく前から米の商業用不動産の焦げ付きについて、その脅威がどれ程かという事を何度かレポートをして来たのですが、状況は悪化の一途であり解決する糸口は一向に見えてきていない様です。投資銀行に関してはゴールドマンサックスの様に、税金とインサイダー紛いの取引で巨額の利益を捻出し、既にリーマンの破綻によって生まれた損失は解消しているようなものですが、商業用不動産に出資している日本でいう所の大多数の地銀がその値下がりで苦しんでいる状況であります。

 多くの地銀は投資銀行の様な一発逆転の手段を持っておらず、その融資残高はサブプライムの3倍ほどとも言われ、どれ程の損失が出て来るかは分かりません。多くの有識者コメントで脅威として認識されている様に感じておりますが、政府関係からそれに言及するような目立った発言はありません・・・。 → ranking

 とにかく危ないという認識で見てきた商業用不動産の焦げ付き問題ですが、ここへ来て著名な投資家(投機家)であるジョージ・ソロス氏が、商業用不動産で血の雨が降るという発言をしたようです。政府は未だにこの問題に触れておりませんが、ソロスは警戒感を露にして来たのです。

 まあ、実際は警戒感というよりは、こうなる事を読んだ上で大量のカラ売りを入れ、下げで利益を出す準備が整ったので、ここから売り仕掛けをしますよという宣戦布告の様なものかと思いますけどね・・・。実際にポジションを見たわけではないのですが、買い持ちであるならばこんな発言はするはずも無いと言ったところでしょう。 → ranking

 直近の材料ですが、米の大手ノンバンクであるCTIが破綻しました。足元には好材料がいくつかあったりしておりますが、株式市場を取り巻く環境はかなり厳しいものであるという事が言えるのではないでしょうか。ポジションの取り方を誤れば、本当に苦しい展開になると思いますので、ここはとにかくしっかりと先行きを予測したいところです。

 ちなみにですが、私は信念を持って保有できる銘柄を除いては全て売却しましたし、先物も売りポジションをとっております。それに合わせて為替とコモデティ口座を総合的に運用している状況ですが、今のところは好ましい運用状況であります。基本的には3月の下落局面で買った玉も残っていたりするわけなので、利益が出ていなければおかしいとも言えるのですが、ダメな銘柄は3月の水準も下回っているわけですし、やはり銘柄選びは重要という事になるかと思います。 → ranking

 今までは突っ込めば買いという感じで見てきましたが、変化の時は確実に迫ってきているように思います。先週末は米が大幅安となりましたので、今日の東京株式市場は大荒れとなりそうですが、ここでどんな行動を取るかで今後の成績に大きな差が出るのではないでしょうか。結果は神のみぞ知るところであるとは思いますが、多くの株式の波乱局面は多くの死人が出ます。多くの死人が出ない限りは相場も変わり様が無い事が多いのです。

 おそらく、残念な事ではあるのですが、当分辛い相場が続くように思います。ソロスは見習うべき投資家ではありませんが、ある程度の投資指標にはなるように思います。そして、買い場が来るとするならば、今まで買っていたところが投げてからという事になると思いますし、その時は当分先のように思います。変化を見つけるまではそう簡単に方向を変えない方が良いのではないでしょうか。 → ranking

 臨機応変が大事な世界でありますが、それと同時に信念も必要なのです。信念を持って臨機応変に!これはかなり難しい話であるのですが、これが出来なければ株で儲けるのは非常に難しいという事になってしまうでしょう。

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