8月も今日が最終日ですね。

明日からは9月ですが、注意したいのは第一金曜日である点です。

カレンダーをめくって、来週の予定・・・と目を走らせると、来週の金曜日はSQである事に気付く方も多いでしょう。

SQは相場が荒れるきっかけになることが多いですし、無視できない存在ですが、第一金曜日が1日の時はすぐにSQがやってくる事になります。

カレンダーをめくった時に焦らないようにご注意ください。

特にめくり忘れて土曜日とか、週明けにめくったりすると、心の準備とポジションの調整がおかしくなる事があります。

まあ、そんな程度の事は気にしないという方もいるとは思いますが、焦らずに行動できるように心の準備をしておきましょう。

経済指標で荒れる事もあれば、ヘッドラインで荒れる事もあります。

特に来週は中国の碧桂園が5日までに支払いができないとデフォルトが確定します。

まあ、分かりきったことですから、これをネタに売り仕掛けはないと見ていますが、気を抜いているときにやられるのが売り仕掛けです。

「分かりきっていることじゃないか!」と言っても時既に遅しなのです。

未だに中国はこの状況をどう乗り切るのか?などという記事を目にしたりしますが、小手先の事はできても、乗り切れないでしょう。

落ちるところまで落ちないと反発できないのは株と一緒だと思って良いです。

とにかく、本来の価値のところまで落ちるしかない・・・。

しかし、作りすぎた不動産は人口の3倍に達し、建設が止まっている物件が山ほどあり、賃金未払いの従業員が業界にあふれ、失業者が町にあふれている状態です。

今の中国経済を例えるならば、落下してきている人工衛星です。

地上に落ちるまでに燃え尽きるか、もしかしたら燃えカスが地上に落ちてくるかも?といった感じでしょう。

形あるものなんて何も残らないと思って良いでしょう。

小手先の材料で株価を多少上げることはできたとしても、何の意味もないのです。

そもそも、何を決めても習近平がNOと言えば直ぐにルールが変わるのです。

こんな国と何を約束しても無意味だと、少なくとも西側諸国は理解してしまったのです。

少なくとも習近平が実権を握っている内は何も良い方向には行きませんし、今更誰がやっても共産党が支配している限りは繁栄の道に戻ることはないでしょう。




まあ、こうした分かりきっている事は良いのです。

問題は、この問題が世界にどの程度の影響を及ぼすかなのです。

もちろん、私の場合は株式市場への影響が一番気になりますし、これを予想するのが仕事です。

ただ、本当にこれが読み切れないのです。

先々は色々問題が起こります。

それは、取りようによっては良いことかも知れません。

例えば、中国主導で引き起こされていた不動産バブルは、NYや東京などの不動産価値を大きく上げました。

こうした事は世界中で起こっているのですが、当局が取り締まろうと思えば取り締まれるのです。

中共は外貨不足に悩んでいますが、国民が海外に持った資産を売却させれば外貨獲得につながります。

今は売りたくないと思っていても、当局に没収される可能性がありますし、そうして売却の流れが出てくれば世界中で不動産の価格が下落することになります。

最悪の場合は暴落まで行きますが、考えようによってはまともな値段に戻ってくるのですし、不動産バブルが終わってインフレも少し落ち着くことになります。

そうなると、米国は利上げの必要がなくなり、株価も上昇しやすくなります。

問題は、心地良いインフレに落ち着くかどうかですが、こんな先のことは現時点で読みようがありません。

現時点では中共がどう動くかも読み切れていませんし、世界経済にどれだけ影響が出るかも読み切れていません。

ただ、こうしたことを知っておかないと、動きの理由が分からなくなりますので、知るだけは知っておいた方が良いでしょう。

なかなか難しい相場になっていますが、今のところは主力株中心で好相場ですし、そろそろ材料株が盛り上がってくると思います。

そこに期待しながら観察を続け、買われそうな銘柄を買っていけば良いと思います。

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