馬鹿みたいに売られた銘柄もありますからね・・・。
先々の材料を評価して買っている銘柄も1Q決算をネタに叩かれたらたまったものではありません。
今後、足下はまずいかもという銘柄は、決算またぎをしないし、決算が近ければ推奨もしないことにします。
どうしても期待度が高いとなれば推奨も考えますが、今は決算リスクを取らない方が妥当だとの考えに至りました。
流石に今回の決算を見ていて、考え方を改めないといけないと思いました。
今回の決算に絡んで、いくつかの銘柄でメンバーにご迷惑をおかけしておりますが、多くは単に買いチャンスになっているだけなので、この局面をしっかり乗り越えていきたいと思います。

さて、中国のバブル崩壊祭りが始まりましたね。
今回の不動産デベロッパーのデフォルト問題は一般メディアも取り上げていますし、多くの方が認識しているでしょう。
記事的には「第二のリーマンショック」などと言われていますし、大分恐怖心を煽るような記事が増えています。
確かにそうなる可能性はあるのですが、確率はそれほど高くはないと見ています。
おさらいになりますが、リーマンショックとは、不良債権が優良債権に混ぜられて販売されていて、誰がどこにどれだけの不良債権を持っているか分からない状態だったために起こりました。
今回の中国の件はと言いますと、似たようなことも起きていますが、明らかに違うのはほとんどが人民元建てで、カネを出しているのは政府、地方政府、銀行、年金、国内向け投資信託などで、西側はあまり関わっていません。
まあ、今回デフォルト疑惑になっているのはドル建て債務なのですし、今回は支払い不能では?と言われていますが、そうはいってもドル建て分だけはなんとかする可能性もあります。
また、なんとかできなかったとしても、元々優良債権として持っていた訳ではないはずなので、影響は限定的と言えます。
日本のバブル崩壊が世界経済に影響を及ぼさなかったのと同じで、中国のバブル崩壊もそれほど世界経済に大きな影響は及ぼさない可能性が高いでしょう。
そもそも、このバブル崩壊を促進させているのは米国を中心とした西側社会です。
まあ、多少返り血を浴びてもたたき切るしかない程に、中国はどうしようもない国になっていましたからね。
総合的には良い方向に向いていると思います。
中国は世界の工場として成り上がったのではなく、不動産転がしで成り上がった国です。
不動産で儲けるのが悪いとは思いませんが、人口の3倍もの物件を作って、それでもまだ価格が騰がると思っていたのですから、やり過ぎです。
多くの人が不動産開発に絡んでいたのですが、すでに不動産開発が止まっており、多くの人が失業しています。
若年失業率は5割に迫ると言われており、中国政府は数字を操作するのも諦めて、これを公表しない事にしてしまいました。
都合の悪いことは改変し、それも苦しくなれば隠してしまう姿勢を見て、誰がこの国を信用するというのでしょうね?
工場としての信頼も失っていて、多くの企業は逃げ出しています。
どう考えてもこれだけの失業者を雇う産業がないのです。
やれることと言えば、台湾に突撃して人数を減らすことぐらいでしょうかね・・・。
少子化でどうにもならなくなっているところで、さらに若者を殺せば最悪の未来しか待っていませんけどね。
どうなるかはまだまだ分かりませんが、多くは予想通りに進むのではないかと思います。
ただ、不確定な部分が多いので、日々観察をしながら方向転換が必要なら修正したいと思います。
とりあえず、リーマンショックがーと騒いでいる連中が増えていますが、冷静に見守ったら良いでしょう。
少なくとも、空売りを仕掛けるべき場面だとは思いません。
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