昨日までは上だと考えていたのですが、ここへ来てサウジが減産に舵を切り、原油高になっています。
米国は過度のインフレにはブレーキがかかり、せっかく良い方向に動き出していたのですが、原油高になってしまったので、またインフレ圧力が高まることになります。
また、利上げの停止の可能性が高まったことにより、為替が円高気味になっていくことが予想されます。
この状態で225が上昇するかと言われると、流石にどうかと思うのです。
まあ、それでもインフレを作り出していたのは、日米欧を中心とした超バラマキ政策の結果であり、これは修正されています。
ですから、目先のインフレを乗り切れれば、後は落ち着くと見ているので、結局は上に行くと思うのです。
ただ、それに至るまでにはまだ時間がかかるのですが、そこで原油の減産ですからね・・・。
サウジは西側に喧嘩を売っているのか!と怒りも多少こみ上げてきますが、そもそも化石燃料を悪者にして産油国を虐めてきたのが西側ですからね。
EV政策は間違いだと気づき始めた欧米各国はEV推進を止める方向に舵を切り始めていますが、結果として石油需要は高まっています。
結局、サウジに足下を見られたということなのでしょう。
苦肉の策として出てきた合成燃料は水素と二酸化炭素を合成して作る燃料ですが、だったら水素を燃やせば良いじゃないかというのが私の考えです。
そして、水素で自動車を走らせる最先端がトヨタ自動車であり、同社が自動車業界の覇権を握ると見ています。
水素を作るために現在は余計なエネルギーを使っていますが、これが再生可能エネルギーによって生産されるようになれば、多くの問題は解決します。
EV車が普及すれば高等技術なしで車が作れるし、それでトヨタに勝てると思ったのでしょうけれども、あまりに非効率であり、結果としてこのエネルギーの高騰を生み出してしまったのです。

もちろん、ロシアが戦争を始めたことにも原因がありますが、それもそろそろ終わりが見えそうな感じです。
プーチンのお友達だった習近平と核不拡散の約束をしたのですが、即座にベラルーシに核配備をすると宣言されて、この話も潰されてしまいました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/5543b6432b983327f07f06e0e268c3260ed36de2
プーチンはこれ以上お友達を減らしてどうするのか・・・といった感じですが、彼は空気を読めないし、自国の力量も測れない愚王だったということになるのでしょう。
何にしてもこの戦争が終わることは欧州勢にとってプラスになりますし、上手くロシアを潰せばエネルギーの安定供給にもめどが立ちます。
サウジは原産とか言ってられなくなりますし、やはり戦争は早期に終わらせるべきだと思うのです。
とにかく色々絡み合っていて、明確に見えているものはありません。
ただ、駄目なものが多い反面、変化の兆しも見えているのです。
日本株が下落する可能性もありますが、総合的に考えると横ばいか上の可能性の方が高いと見ています。
なかなか難しいところですが、売る気だけはしません。
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