米国政府はこれらの銀行の預金は保証するとしましたし、とりあえずは連鎖破綻は落ち着いていくでしょう。
基本的に、今回の破綻劇はリーマンショック時のような不確定要素による不安の増幅が起こるような状態ではありません。
金額的にはリーマンショック級であるとしても、不安要素はそこまで大きいものではありません。
ですから、過度な心配は不要ですし、基本的には強気継続で良いでしょう。
ただ、ここからFRBの金融政策が変化すると見ています。
結局、今のインフレを単純に金融政策で解決しようとしたのが間違いなのです。
この見解は利上げ政策が始まった時からレポートし続けていますが、要するに巨額のバラマキ政策が過度のインフレを招いているのです。
これを正さずに、利上げで何とかしようとしたことがそもそもの間違いです。
その間違ったことを続けた結果、銀行の経営を苦しめ、遂には破綻するところも出てしまいました。
利上げは銀行の収益をアップさせるという期待で銀行株が値上がりしていたのですが、実際は全く違うことが起きたということになりますね。
愚かな話ですし、これは修正されなければなりませんが、どう修正されるかと言えば、利上げの停止と様子見ということになるでしょう。
その間にバイデン政権は超バラマキを止めるしかありません。

これらの予想が当たるかは分かりませんが、正しい方向に向かうとするならばこれしかないでしょう。
まあ、バイデンが主導でESGを融資やファンドに義務化するルールを作っていましたが、新議会によってこれは否定する決議が議会を通過しているので、グリーン補助金ビジネスは終焉に向かっていると言えます。
変わっていないようで、実は変わってきているのが現実であり、そうした現実がSVB等を追い詰めたとも言えるのかも知れません。
今まで何度もレポートしていますが、行きすぎたSDGs政策は多くの被害をもたらしました。
太陽光パネルを並べるために森林伐採、エネルギー価格の高騰で多くの人が貧困になりましたし、儲かったロシアはウクライナを我が物にしようと動き出しました。
この愚かな政策でどれだけの人が死に、生活の糧を破壊されたりしたのか・・・。
とりあえず、米国はこの愚かな流れから離脱し始めていますし、欧州でも離脱の流れが始まっています。
危ないのは日本で、欧米が離脱しても今のままやり続ける可能性が高いでしょう。
こんな状況なので、またもや世界から日本だけが取り残されそうで怖いのですが、世界の流れは変わってきています。
我々、投資家やトレーダーはこうした現実をしっかりと見極め、銘柄を選別し、利益を得られるように努力するしかありません。
10時半を過ぎてもまだ売りが止まらない感じですが、後場には日銀の公認株価操縦が期待できますし、このまま下げっぱなしということもないでしょう。
そもそも、今の下げの主因は円高による輸出企業の収益悪化懸念です。
まあ、利上げが銀行を痛めつけるという現実も見せられましたので、銀行株が叩き売られているという事実もありますが。
この下げを連れ安している良質な銘柄を買う機会にすれば良いでしょう。
最後にランキングのチェックを ⇒
無料メルマガでは限定記事を随時配信しています。
登録後すぐに送られてくる記事は「地獄の3丁目で見つけた答え」です。
よろしければ、登録してみてください。
読者数2万人以上のS氏の相場観の無料メルマガです。