米国の雇用統計が発表されましたが、数字は予想に反して良いものばかりでした。

通常ならば「雇用が良い=景気も良い」という事で相場は上向くのですが、今はインフレ下で利上げが必要で、雇用が良いとなれば利上げが実行されるので、これを警戒した売りが株式市場を襲います。

所謂「Good News Is Bad News相場」というやつで、相場を理解するのを阻害する面倒な状態と言えますが、相場とは常に連想ゲームであり、単体で考えてもダメなのです。

また、こういう事は決算においてもよくあります。

好決算だったのに、売り気配になる・・・。

好決算でも、市場の期待を下回れば売りですし、上回れば更に買われるという訳です。

ですから、単純に良いか悪いかの話ではなく、サプライズがあるかどうかというところですね。

そして、これを読むのが難しいのです。

結果を待っても遅いし、先読みが外れれば痛手が大きい。

ならば決算が絡まないところで売買すれば良いのですが、決算は3か月に一度あるのです。

昔は半年に一度だったので、今よりは楽でしたが、決算をネタに株価をいじりたい外資の圧力で日本も四半期決算になってしまいました。

まあ、東証とかはそういう言い方をしませんが、たった3か月の業績で上だ下だとやる事は、決して投資とは言えず、やるべきだとも思いません。

ただ、いくら馬鹿げたルールであっても、こちらはルールを守る側であり、設定する側ではありません。

せめて設定する側が少しまともであれば良いのですけどね。

まあ、とにかく相場において良いと悪いの境はサプライズがあるかないかの境でもあるという事です。

そして、株価は計算で導き出されるのではなく、売買心理の延長線上にある事がほとんどです。

全ては未来を予測して動いているだけなのです。

要するに期待値を売買しているのです。

期待値が計算で出る訳もない。

これが現状であり、株が心理戦だと言われる由縁でもありますね。

この心理戦を勝ち抜くためには、情報を駆使しなければならないですし、分析も続けなければなりません。

メンバーにはできる限りの分析結果をお届けしていますし、投資の参考になればと願っています。




さて、話を変えますが、世界は本当にぐちゃぐちゃですね。

特に酷いのがロシアによる侵略戦争ですが、これも様々な思惑が入り乱れ、結果がどうなるのか完全には読めていません。

予想はある程度できますが、結局は人がやっている事ですからね・・・。

現状ではロシアが勝てる要素を微塵も感じませんし、このままロシアが解体されたほうが世界は平和に一歩近づくでしょう。

北方四島を取り戻せる可能性がありますし、ロシアに侵略される危険性が後退します。

ロシアは本当に約束を守らないですからね。

こういう奴らに対抗するためには、優秀な政治家や官僚が必要なのですが、岸田政権の大部分は使い物になりません。

これでは先が思いやられますし、良い事なんてなさそうです。

息子を秘書に・・・とか話になりません。

まあ、先が短いから息子に首相秘書官を経験させてやりたいという親心なのかもしれませんが、それはキッザニアです。

こんな恥ずかしい奴が日本の首相とか・・・。

誰か良いニュースを提供してくれないでしょうか?

まあ、結局それもGood News Is Bad Newsなのかもしれませんけどね。

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