FOMCは0.75%の利上げとなり、リセッション入りの懸念は高まりましたが、今後の利上げに関してはあまり積極的ではないという印象が強く出て、米国株はNASDAQが急騰しました。

どう考えても住宅販売は落ち込み、自動車販売も苦しいと思われますが、更なる利上げに積極的ではないとなれば、相場は評価するといった感じですね。

8月はFOMCがありませんし、私の感覚では0.75%までやるべきではないのですが、ここまでやれば流石に行き過ぎたインフレは落ち着くのではないかとも思います。

ただ、ここで忘れてはいけないのは、この利上げは多くの国にとって辛いことです。

多くの国の対外債務の6割はドル建てであり、債務の返済がきつくなるのです。

ですから、利上げで対抗しなくてはなりませんが、これは非常に苦しい事と言えます。

今後、新興国はデフォルトの危機に陥る可能性が高いですし、世界経済に暗い影を落とす可能性があると見ておくべきでしょう。

日本の場合、円安になるのが問題ですが、対外債務がないので利上げを迫られる事はありません。

円安で儲かる企業も多いですし、日本全体で見れば円安はメリットとも言えます。

ただ、庶民はエネルギー高で苦しくなるのですから、政府は儲かっている企業から得た税金で苦しい層をカバーすれば良いのですが、あまり動きがないのが現実です。

借金借金と騒いでいないで、やるべきことを的確にやって欲しいのですけどね。





ところで、近いうちに内閣改造がある訳ですが、人事が気になっています。

とりあえず、防衛と脱炭素には予算上限なしという事で動いている様で、防衛に関しては納得できますが、脱炭素もですか・・・というのが正直な感想です。

方向性が間違っていなければまだ良いのですが、上限なしで脱炭素をやろうとすると、必ずおかしなところへカネが使われるようになるでしょう。

そして、もっと恐ろしいのは財務相で、予算が必要という事で増税を狙ってくると見られます。

本当にろくでもない奴しかおらず、このままで大丈夫なのか?という疑念が尽きません。

やる事を間違えれば、単にカネの無駄遣いでしかないのです。

先駆していた欧米は、今の脱炭素目標は無理と踏んで脱・脱炭素へ方針転換しているのですから、ここで日本だけが脱炭素を加速させても競争力がなくなるだけです。

まあ、良い方向に向けば良いのですが、日本はこういう事でカネを使うのが下手ですからね。

いつも無駄が多く、気が付けば借金の山。

結果は分かりませんが、ことの推移はしっかりと見守るしかないでしょう。

今後の予算の動きを見ながら、盛り上がるセクターや銘柄を選定したいと思います。

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