FRBは0.75%の利上げを決めました。

予想ではリセッション懸念で0.5%だったのですが、結局はコンセンサス通りの結果となりました。

まあ、0.75%だとしても、織り込み済みで相場は上と予想していましたし、特に問題はありません。

ただ、目先はこれで良いと思うのですが、今のインフレの原因は好景気ではないという事を何度も指摘してきました。

主因は原油高であり、中国の安い労働力を利用できなくなっている点でもあるのです。

ですから、このインフレを解決するには政府の決断が必要で、FRBでは力不足です。

間違った利上げは最悪の場合、リセッションの引き金にすらなるという事です。

原油などの資源が高い状態でリセッションという事は、所謂不景気下のインフレになりますので、最悪のスタグフレーションという事になるでしょう。

バイデンはシェールガスなどの採掘許可を出さず、カナダとのパイプライン建設も止めたままで、石油会社が石油の精製を抑制しているせいだ!として大手石油会社を批判していましたが、これはただのパフォーマンスです。

日本は、政府が原油価格の値上がりに対抗するために大手石油三社に対し補填していますので、値上がりはしていても何とか経済崩壊まではしないで済んでいます。




しかし、米国は既にガソリン価格が倍以上になっているところが多いですし、欧州もまた大変な事になっています。

各国、SDGsどころではなくなっています。

欧州は高騰する燃料代を安くするためにロシアにすり寄るなんて言う人もいますが、ロシアにすり寄るぐらいならSDGsを止めないまでも縮小するでしょうね。

バイデンもまた高騰するガソリン価格で批判を浴びているので、中間選挙を意識すれば方針転換の可能性は高いと見ています。

結局、日本が苦しいのはSDGsをやり過ぎているからとも言えるのです。

多くの税金が脱炭素に使われていますが、使い道は変えるべきですし、変えれば国民の暮らし向きも少しは良くなるでしょう。

とりあえず、相場は反発していますし、今日はこれで良いのですが、今後に関してはちょっと警戒しています。

こういう場面では、無理な売買はしないようにしたいものです。

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