ただ、朝から売りたいところは売ったと思いますし、今日の安値は10時30頃までに決まるのではないかと思います。
売られた原因は、米国の消費者物価指数の発表を警戒した向きと、ECBの利上げが効いていると思われます。
ただ、日本は利上げできないので、生活が苦しくとも株価は騰がるという現象が起こりやすくなります。
儲かるのは輸出企業が中心となるので、そういう銘柄が中心になると言えますが、そもそも日本株は安すぎる状態でした。
そして、資源高で大儲けしている中東オイルマネーなどが日本株に流れ込んできているのです。
ですから、単純に米国株が安いから、日本株も売られるという状況ではないのですが、それでもこれだけ下がれば影響も出ます。
ただ、こういう場面は買い場としてしっかり利用して行かないと、儲けるのが難しいという事になるでしょう。

ところで、日銀の黒田は物価上昇を国民が受け入れていると言って非難されていましたが、確かにデータ上は物価上昇を受け入れている人は増えているのです。
まあ、受け入れているというよりは、諦めているだけだと思いますけどね。
値下がりするのが当たり前だった世の中が、値上がりするのが当たり前の世の中になりつつあるのです。
問題は、この状況を良い方向に持って行けるかで、解決策を安易に外国人労働者に求めれば、日本の未来は暗いでしょう。
最近よく聞くのは、労働者が足りず、バイトを募集しても人が来ないとか。
ただ、これは募集している時給が安いからに他なりません。
時給を上げれば間違いなく働く人はいます。
時給が上がれば所得が増え、消費も増えるという訳です。
これを外国人に依存すれば、ある程度は海外に流れてしまうので、これで国内が豊かになるはずがありません。
まあ、一部の経営者層は儲かりますが、日本の未来のための正しい選択とは言えません。
ちなみに、デフレの要因の大部分は中国が不当に安く製品を作っていたからというのもあります。
盗んだ技術で格安労働者を使って製品を作るのですから、まともに戦って価格面で勝てるはずがないのです。
安い労働力はある程度仕方がないとしても、盗んだ技術での生産は問題です。
まあ、それも変わりつつありますし、少しは良い方向に向かっていると思いますが、とにかく日本だけの問題でデフレになっていた訳ではないという事です。
しかし、経緯はどうあれ日本もインフレになってきています。
好景気がもたらすインフレなら歓迎ですが、今のところはコストプッシュインフレという回避したいインフレですけどね。
ただ、それでも人々の心理は変化しているし、上手くやれば好循環に乗せることも出来る訳です。
好循環に乗せるために、まずは原発を正常運転させ、電気代を安く抑える事が大事です。
これをやれれば、日本の未来は少し明るくなると思います。
また、新型の石炭火力発電も魅力的です。
新技術でLNG発電よりもクリーンだそうです。
こうした技術で作られる発電所を増やし、更に世界にも売っていければ最高ですね。
日本はまだやれる国ですし、期待したいところです。
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