昨日は225が一気に27000円を回復しましたが、今日は反動で、前日の終値を挟んだ揉み合いとなっています。

勢いよく27000円を抜きましたし、大きく崩れる様子がないところを見ると、相場は上を向いた可能性が高いと思います。

ただ、昨日は空売りの買い戻しや、リバランス買いが相場を押し上げたと言えますが、空売り比率は47.5%と高水準でした。

27000円を超え、踏みを決断した投資家も多かったと思いますが、逆に27000円越えから空売りとした投資家も多かったのでしょう。

ただ、この場面で売り向かうのもどうかなとも思います。

よって、26000円台から買いで、27000円超えで一部利食いが正解という事になるでしょう。

短期的予想のポイントとなるのが次の6月のMSQですが、売り仕掛けよりも買い仕掛けの可能性の方が高そうです。

まあ、行っても28500円程度だと思いますし、28000円前後が理想です。

また、連騰するより休み休みの方が良いです。

連騰の後は大抵酷い下げに見舞われますからね。

疑心暗鬼な状態が丁度いいのです。

相場は皆が上だと思ったらそこで終わりですからね。

しかしながら、今の相場環境と言いますか、世界情勢は非常に難しいです。

ロシアは大規模な戦争を始めていますし、中国では習近平が権力を確たるものにするため、国民に犠牲を強いています。

ロシアが有利とか、99%ロシアが勝つと言っている人もいますが、仮にロシアがこの戦闘で勝利したとして、この先どうするのでしょうか?

現在、ロシアが占領している地域は既にがれきの山でインフラの再構築が必要です。

占領しても、利益になるものが残っていないのです。

そして、5万人のロシア人が死んだり怪我をして働けなくなっているのです。

しかも若者が中心で、ほとんどが男性なので、深刻な男性不足に見舞われます。

更に戦争を嫌ってロシアから脱出した人達が300万人を超えています。

特に金持ちが逃げています。

この状態で戦闘に勝利したとします。

どうやってこれを回復して行くのでしょうか?

裏で糸を引いているのが米国で、ロシアは悪くないとしても、ロシアの回復はありえないのです。

ロシアを回復させるより、ロシアを潰して資源を握りたい。

これが裏で糸を引いている勢力の真意でしょう。

結局、誰が正しいかなんてどうでも良いのです。

投資家が求めるのは結果であって、真実ではないという事です。

ロシアが勝利に向かっているならば、軌道修正しますが、今のところその方向ではないと思っているところです。




一方、中国はどんなにあがいてもバブル崩壊は止められません。

最近は李克強が力をつけ、習近平の三期目はないという話が出ていますが、李克強が主席になってもバブル崩壊は止められません。

それは中国の経済構造を見れば分かります。

不動産と建設関連でGDPの3割近くあり、さらに地方政府の収入の約半分が土地利用権の販売によるものです。

中国は輸出で儲かっていると思っている人が多いのですが、不動産を転がして一部の富裕層が裕福になった気でいただけなのです。

特に彼らは借金をしながら、どんどん不動産を転がしていましたからね。

共産党パワーでミラクル解決という未来もなくはないのですが、期待すべき市場ではないという事です。

すぐにパンデミックを起こしますし、経済活動が簡単に止まるという国という認識は今回のコロナ騒ぎで皆が知るところになりました。

行き着く先は何も変わらないと思いますが、変わりそうなら修正すれば良いというのが投資家であり、上手く修正しながら対応できる投資家が儲けます。

こだわりは必要ですが、同じぐらい柔軟な頭と行動が求められるのです。

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