円安の流れに乗り、外資は買い越しを続けていましたが、この流れは変わったように思えます。
25日線までの円高ならば、流れはそのままだと思っていましたが、25日線を割っても戻ろうとしていません。
これを見て思うのは、ドル高の流れは変わったかも?という事です。
米国はインフレ懸念で利上げペースを加速させていますが、当然、住宅ローン金利が上昇しています。
その結果として、住宅販売が不調になり、住宅が余り始めているというのが現状です。
インフレで大騒ぎしてた訳ですが、主因は資源高なのです。
コロナでばらまかれたマネーが資源価格を釣り上げている部分もあるのですが、主犯はSDGsなのです。
そして、米の原油生産縮小方針も影響しています。

まあ、これ以外にも中国の自滅的政策により、中国製の安い製品が入ってこなくなった事も影響しています。
これは米国で解決できる問題ではありませんが、少なくとも原油の生産とか、カナダとのパイプラインの建設などは出来る訳です。
こうした事を放置し、利上げだけでインフレを何とかしようとすれば、利率が上がって住宅ローンが組みにくくなり、住宅が売れなくなるというのは自然の流れです。
来月のFOMCでも利上げはあるのでしょうが、為替はその先を読んで、ドル高の流れが抑制されたという事でしょう。
米国は景気後退懸念も出てきていますし、利上げペースに関しては予想よりも緩くなる可能性の方が高くなってきています。
ただ、利上げを抑制すればインフレが抑えられなくなります。
とりあえず、中国への制裁関税を緩め、安い製品を輸入するつもりの様ですが、それだけで片付く話ではありません。
最低でも原油の大幅な増産が必要ですし、SDGsへの対応も考えなくてはならないでしょう。
やるなとは言いませんが、極端過ぎなのですよね。
まあ、一番極端なのは日本ですが・・・。
利権が絡むととんでもない事をやる奴が多くて嫌になりますが、方針が変わらないと泥沼にはまるだけです。
とにかく、米国は利上げを続けるからドル高になるという単純な話ではなくなっているので、この辺をよく考えて売買して行くべきです。
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