全体的にはぱっとしない相場だとは思いますが、個別ではなかなか良い動きをする銘柄が増えています。
今日は監視銘柄をメンバーにレポートしたのですが、その内の2銘柄が寄り後ぐいぐい伸びて5%以上高くなっています。
ここのところ、一言コメントでご紹介している銘柄が好調で、回転が効いているのですが、意外とこのぐらいの感じが良いのかも知れません。
振り返ってみると、銘柄選びが慎重すぎたかとも思えます。
好調が続くかどうかは分かりませんが、このスタイルでのレポートを継続してみたいと思います。
さて、個別はこんな感じですが、心配なのは全体の先行きです。
世界に散らばる問題の数々は何一つ解決していません。
そして、ロシアや中国が目立っているためにあまり報道されていませんが、スリランカがデフォルトしました。
このデフォルトの波は次々に新興国を襲う事になるのです。
酷い話ですが、力のない国が借金で国を豊かにしようとして失敗といういつものあれです。
投資資金を呼び込んで豊かに・・・というのは分からない話でもないのですが、そこで力を付けられずにいつも一握りの奴が儲けて終わりだからダメなのです。
そんなことをやっている内に米国の景気が良くなって利上げとなり、新興国通貨が売られてにっちもさっちもいかない。
本当に困った話ですが、今は米の利上げ局面なので、新興国のデフォルトは更に続くという事になります。
せめてカネを借りている内に産業や開発力などが育てば良いのですが、多くの国は今回もダメでしょう。

ただ、新興国がデフォルトする事より、高騰する資源価格にはブレーキがかかる・・・。
まあ、我々にとっては悪い事ばかりではないですが、世界経済全体で見ればマイナス面の方が大きいと思いますし、この影響は見極めなくてはなりません。
とりあえず、米国は利上げを急いでいますが、景気の頭打ち感が決算発表にも出てきていますし、このまま利上げし続けるのかな?という感じもあります。
まあ、そもそも需要が旺盛でインフレになっているのではなく、無茶なエネルギー政策が資源高を作り出しているのが問題なのです。
利上げで抑制できる部分はあるとしても、それは主たる部分ではないのです。
所謂コストプッシュインフレなのですが、これを何とかするのは政治の仕事であり、FRBの仕事ではありません。
要するに、バイデン政権が大きな間違いを犯したために、今の行き過ぎたインフレ社会があるのです。
この修正は11月の中間選挙までには行われて行くと思いますが、選挙が終わって共和党の大勝利が確定すれば、確実に変化すると見て良いでしょう。
まだ少し先ですが、一応の希望があるのが米国という事になります。
さて、日本はどうでしょうね・・・。
岸田が動くとすれば、参院選の後という話もありますが、奴は何もやらないから叩かれないという事を理解しているならば、この先も目立ったことはやらないかも知れません。
勘弁してくれとしか言いようがないのですが、ここまで酷ければこれ以上悪くもならないだろう・・・という事で、変化に期待しながら観察を続けたいと思います。
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