ここのところ警戒モードで相場を見ていたので、利食いを優先し、微妙な銘柄はロスカットし、余裕を持つ事に専念してきました。

そして、先週金曜のザラ場中に危機を察知し、225の売りをメンバーに指示しました。

ニュース面は言うに及ばずですが、先物手口の怪しさと、とにかく気にしたのはテクニカル面です。

値動きを見ていて、これは目先下げる可能性が高いと感じました。

今回どこまで下げるかは分かりませんが、おそらくは3月SQへ向けての売り仕掛けが始まったのでしょう。

最悪のシナリオで24000円台前半ですが、26000円割れ位はあると思っていた方が良いでしょう。

ただ、酷いのは225やTOPIXだけで、先に暴落したマザーズに関しては別の動きをするのではないかと考えています。

決算発表だけを見ていると、相場は上のような気もするのですが、世界情勢があまりに酷いのです。

コロナに関しては終息が見えてきているように思えますが、痛んだ経済は簡単に戻って来ません。

何故かと言えば、新興国も落ち込んだ経済を借金で補填したのです。

借金には当然利息が付きます。

そして、米はインフレがきつすぎて利上げに向かっていますが、米が利上げをすれば新興国通貨は売られます。

結果として、世界中で信用不安が起きますので、「日本企業の業績が良いから買い」という単純な判断が出来ないのです。

落ち着けば225も暴騰するかも知れませんが、買い残は多いですし、もう一度下を見て買い方を諦めさせてからでないと、上には行かないと思うのです。

買い方を諦めさせるには26000円割れまで行く必要があると思います。

辛い相場しか想像できませんが、それでも個別ではどうにかなるでしょう。




さて、ここで注意が必要なのは、上げたところで安心して買わない事です。

大きな問題が片付けば良いのですが、世界に転がっている大問題は一つや二つではないのです。

特に酷いのが中国の衰退で、バブル崩壊の波はこれから世界を揺るがすのです。

今はごまかしていても、絶対にごまかし切れることはないのですからね。

ただ、もしも中共の政策が上手くいき、人口が増え始めたら、世界の流れは変わるかも知れません。

また、バカバカしいCO2削減の為の石油生産の抑制政策が転換しても、流れは変わるかも知れません。

世界を荒らしているのは、中国のバブル崩壊と米国の化石燃料の減産ですからね。

この二つが同時に解決すれば、騰がっているところは買いで良いと思います。

まあ、当分無理でしょうけどね・・・。

ですから、基本はあくまでも押し目買いです。

特に騰がる様な場面では、どんなに買いたくなっても見送りが正解だと思います。

とは言え、その時々で判断は必要になりますし、どうすべきかはメンバーにレポートします。

まあ、3月SQまではきついと思いますけどね・・・。

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