何とも微妙な相場ですね。

225は直近安値と昨年来安値を更新しているので、底値が見えない状態です。

しかし、その水準でどんどん売りが出るかと言えば、そうでもない。

チャート的には壊れているように見えますし、いずれ更に下に行くとは思うのですが、今ではないような感じがします。

また、個人は追証を入れて頑張っているとはいえ、感覚的には総悲観で強気の意見はどこにもありません。

追証を入れている人に直接話を聞いたわけではありませんが、おそらくは戻り売り狙いであり、上昇期待で追証を入れている訳でもない様に思えます。

安いところでは「売らされてたまるか!」という感じですが、決して上昇期待でもない。

これが今の相場の状態だと思います。

ここで大事なのは、どこにも強気の人がいないという点です。

「相場は悲観の中に生まれ」と格言でも言いますが、正にそんな感じの場面だと思います。

調子が悪い銘柄は多いのですが、切り返してきている銘柄が増えてきています。

マザーズ指数はプラスになる場面もありましたし、今日は流石に切り返すのではないかとも思っています。

まあ、この辺りは勘を頼りに予想するしかないのですが「皆が弱気のここで弱気はないな」と思っているところです。

色々問題はあるのですが、今日はFOMCの結果が出ます。

0.5%利上げでも織り込み済みになっている可能性がありますし、0.25%なら暴騰する可能性もあります。

そもそもインフレの原因は資源高であり、原油生産を絞っているからに他なりません。

ですから、利上げしてもインフレは抑制出来ないと言っても良いのです。

今のインフレを抑制したいならば、原油を生産すれば良いだけなのです。




しかしまあ、日本というのは本当に愚かな国だと、最近つくづく思います。

物の生産力というのは、電力料金が大きく影響するので、物を作って売りたいならば、電気代は安く抑えるべきなのです。

電気代を高くしているのは、電気代ランキングトップのドイツやデンマーク見れば分かりますが、再生可能エネルギーの普及を頑張っている国です。

結果として、物価上昇は避けられず、国力は落ちて行っています。

日本もまた、電気代が騰がり続けていますが、庶民に電気代を押し付けながら、再生可能エネルギーの利用を増やしているのです。

庶民の懐は、もはや乾いた雑巾でしかなく、これ以上絞られても何も出ない人も多いと思います。

ここまでやっても、まだ絞ろうというのが岸田政権であり、到底許すことのできない政策が多いです。

せめて原発を動かすか、より安全な小型原子炉に置き換えるなどして行くべきなのですけどね。

まあ、とにかく米は最終的に原油製産を増やすのは明らかですし、その時まで利上げでごまかすのでしょう。

我々は、なされるがままに痛みに耐えながら、反転の機会を待つしかありません。

ただ、目先は底値に届いたような気はします。

悲観論しか聞きませんが、それが故に面白くなるのではないか?

そう思いながら、今日の相場を見ているところです。

最後にランキングのチェックを ⇒ 

無料メルマガでは限定記事を随時配信しています。

登録後すぐに送られてくる記事は「地獄の3丁目で見つけた答え」です。

よろしければ、登録してみてください。

読者数2万人以上のS氏の相場観の無料メルマガです。