マザーズが反発してきたことにより、相場の雰囲気がやや改善したように思います。

まあ、これで底打ちはとは言えませんし、あくまでもリバウンドの域は出ないのですが、28000円割れでの日銀買いもありましたし、

少しは安心感が出てきているのかも知れませんね。

ただ、どうしても消えないのが中国不安です。

先日までは恒大集団が主役でしたが、その他の多くの開発業者が手形の不渡りを出しまくっています。

また、業者間でのキャッチボール的な不動産売買で不動産価格を保っているように見せかけていますが、いずれこれは破綻します。

不動産も株も、値下がりが止まるのは、買いたいと思う人が出てきてからです。

今の中国不動産の多くを誰が買いたいと思うのか?

ここ数年で作られた物件は、人口の倍以上と言われています。

そして、富裕層は1割と言われていて、残りは中間層というよりも、貧困層と言っても良い国です。

9割の貧困層が住宅を購入できる金額は?という事になります。

一体いくらまで値下がりしたら売れるのでしょうか?

今はキャッチボールで値崩れを防いでいますが、キャッチボールしている方も体力が削られますので、いずれ落球するでしょう。

中国は無事に春節明けを迎えられるのでしょうか?

そして、世界経済はこれを飲み込めるのでしょうか?

目先は相場も落ち着きそうな気配を見せていますが、やはりこれは警戒せざるを得ないでしょう。




とりあえず、コロナは見切りがつけられそうで、旅行関連なども騰がってきていますし、メディアは煽り切れなくなってきています。

問題は、経済活動の再開と同時に起こる原油需要の拡大ですが、この件は何度もレポートしているので、今日は割愛します。

方向は上に向いているのですが、それを阻害する材料がいくつもある状態です。

ですから、多くの銘柄は厳しい可能性が高いです。

ただ、銘柄を絞ればそんなことはないのです。

良い銘柄は、たとえ中国がどうなろうが、何とかなります。

今は大型バリュー株が主となっていますが、春節前には手仕舞いとして、有望なグロース株を買っておくべきだと思っています。

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