昨日は大して下げないで寄ったかと思えば、その後どんどん売られましたが、結局はV字で切り返してほぼ変わらずまで戻しました。
この理由は様々ですが、言われていたのは自民党が勝ちそうだという話でした。
確かに勝てる可能性もありますが、まだ確定とまでは言えないのが今回の選挙です。
私も大敗はないだろうとは思っていますが、楽観できるような状態でもないでしょう。
しかし、それでも相場は戻してしまうのです。
先物やOPの取り組みを見ている限りは、まだ売り仕掛けの可能性を感じます。
また、選挙で自民が勝ったとしても、本当にそれで相場は上に行くのか?となると、そうとも言えないのです。
恒大集団がデフォルトし、多くの企業が連鎖倒産しても、人民元建てである限りは諸外国に大きな影響はないと見ていますが、実はそれ以外の問題が浮上しています。
この件に関してはメンバー限定レポートとなりますが、これは世界が大混乱に至ってしまう可能性のある悪材料です。
最悪の場合は大変な事になりそうですが、あまりに酷い話なので、回避される可能性を考えています。
今のところは、一応警戒といったところでしょうか。

さらに気になるのが、12月まで期限を延長している米国の債務上限引き上げ問題です。
現時点でも折り合いはついていませんし、懸念する声を聞きますが、上院では民主党から造反が出そうですし、結局折り合いはついてしまうでしょう。
問題は、どう考えても巨額の財政支出は抑えられるので、期待ほどの公共投資は行われないという点です。
これを相場がどう評価するのか?
まあ、巨額の投資を行うとする一方で、巨額の増税が待っている訳です。
増税の中心は富裕層としながらも、金融資産にも課税するつもりらしいですし、結局は庶民にも増税の波が押し寄せそうです。
日本も財源を無視したバラマキを公約にしている政党が多いのですが、バラマキで明るい未来を訴えつつ、財源確保のための増税をしてくるのです。
社会主義的で、競争がなくなりますが、自由も何もないというのが現実なのです。
左派は、耳障りの良いことばかりを言いますが、政権を取らせるとろくなことをしないですからね。
日本は10年前に味わいましたが、米国はリアルタイムでそれを味わっているところです。
そして、この酷さに気付くのは日本よりも早いと言えます。
バイデン政権は1年も経っていませんが、支持率は30%台に落ちていますし、不支持率は50%を超えています。
この状態では無理に法案を通せませんし、通るはずもない。
ですから、この件が再度問題になる事はないのですが、新しい予算案をどう評価するかです。
公共投資が絞られる事を嫌気するか、まともな政策を評価するのか?
まだこの答えは見えてきませんが、いずれにしてもまともな方向には動きそうなので、この件はそれほど心配はしていません。
ただ、やはり気になるのは、見つけてしまったあのニュースです。
この問題が解決されれば、選挙後は相場が上向く可能性がそこそこ高いと思うのですけどね。
今は見守るしかないでしょう。
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