まだ大きく下げる場面だとは思いませんが、昨日の29489円で目先の高値が決まった可能性はあります。
再度、これを抜いて行ければ良いのですが、現時点では少し苦しいような気がします。
後は来月のSQに向けて売り仕掛けがあるかどうかですが、引き続き警戒しながら見ています。
今の相場には様々な問題があるのですが、何故か多くは無視されています。
結構影響があると思われる、大きな悪材料すらもです。
後から逆回転で一気に襲ってくるのか?
それとも、本当に心配ないのか?
この判断は非常に難しく、正直判断しかねています。
現在、最も大きな問題は中国バブルの崩壊です。
借金の多くは人民元建てで、日本型のバブル崩壊であり、外国には大きな影響はないとは思いますが、日本の輸入相手国1位は中国なのです。
https://www.customs.go.jp/toukei/suii/html/data/y5.pdf
せめて停電騒ぎがなければ良いのですが、多くの工場が稼働を停止して、生産にも影響が出て来ているのです。
これでは日本経済に影響がないとは言えませんし、その影響は米国よりも大きくなりそうです。
また、中国バブルが崩壊しても「中共が強引に何とかする」という希望的観測もあるのですが、何ともならない程にバブルは膨らんだのですし、既に弾けているのです。

これまで中国の好景気を支えてきたのは、不動産の値上がりと、それに絡む工事や資材の売買や労働対価の支払いだった訳です。
既に人口の倍以上の戸数を作ってしまったマンション群があるので、バブル後の産業をどうするのかという問題があります。
日本もバブル後に放置された建設中の建物がありましたが、中国はあんな程度の話ではありませんからね。
立ち直るには時間がかかりますし、その影響はある程度世界に広がると思います。
故に円売りがあり、株価もぱっとしないのでしょうが、それにしても悪影響を過少評価しすぎている様な気がします。
まあ、今は世界中でバラマキ財政であり、資金量は潤沢なので、金融危機まではならないとは思いますが、それにしても平和過ぎます。
実際は問題だらけなはずなのに、米国株はNYダウが高値更新まで行きましたからね。
日本株は米国株高について行けず、225が25日線を超えたところまでは良かったのですが、上に行くにしてもお休みが必要な場面という事で揉み合いですね。
微妙なタイミングになってきているので、225を売買している方は気を付けたほうが良いと思います。
ただ、悪材料とされてきた総選挙での自民敗北ですが、この可能性は低くなってきている様に思います。
野党があきれるほど左に寄りすぎていますし、あまりにも無責任すぎる発言が多いのです。
枝野は「政権を取れば、とりあえず福島の処理水放出をストップする」とか言い出しました。
https://www.asahi.com/articles/ASPBN5TZNPBNUTFK018.html
タンクを作って水を貯める決断をしたのは民主党ですから、そのタンクをなくしたくないのでしょうかね?
とにかく、何も考えずに問題を煽るだけで何もしないのです。
まあ、こういう発言は沿岸部での票集めにはなるのかも知れませんが、世界中どこでも普通に放出している処理水を、日本も放出する方向へ持って行くのが政治というものです。
こういう言動を見ると、やはり彼らの多くが反日活動家で、有権者の多くはもう見抜いているのでしょう。
常識的な判断をして行ける政権が誕生して欲しいのですが、今のところは自民党の大敗はないでしょうし、これが原因で相場が荒れることもないでしょう。
荒れるとすれば、やはり中国絡みでしょうかね・・・。
引き続き、この辺に注目しながら相場を観察したいと思います。
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