米国株高の流れを引継ぎ、小幅高で始まった225でしたが、すぐに反落して100円程安くなりましたね。

今はどちらを向いてもおかしくないと思っているので、テクニカル判断しかないのですが、このまま押され続けて28750円付近を割り込んでくると、ちょっと厳しい感じがしてきます。

ただ、100円安程度で踏みとどまるならば問題はないでしょう。

難しい局面ですが、どちらかと言えば上かな?と思っています。

まあ、このまま上を目指すのもなかなか厳しいとは思いますし、強気とは言いにくいのですけどね・・・。

下を警戒しつつも、やや強気で観察しています。

さて、世界には様々な問題があるのですが、やはり気になるのは中国です。

恒大集団のデフォルト危機ですが、これは問題の中心ではなく入口に過ぎません。

結局、不動産価格が上昇しすぎて、年収に対する比率で考えると日本のバブル時の3倍まで膨れ上がったのです。

中国経済というのは実質GDPの50%程度が不動産絡み(建設や原材料も含めて)で稼がれていたそうです。

そして、輸出で稼いだ外貨はどんどん搾取され、海外に隠されて行ったのです。

共産党幹部が海外に隠したドル資産は1200兆円にもなるとスイス銀行が暴露していました。

要するに、中共幹部は荒稼ぎして海外に金を持ち出しているのです。

これでは国が豊かになるはずもなく、大多数はいまだに貧乏のままなのです。

我々が目にする上海とか北京は発展しているように見えますし、一部の人が豊かになったのは事実ですが、それは中国のほんの一握りの姿にすぎないのです。

もう不動産バブルは崩壊してしまったのです。

誰が何と言おうとも、この事実は覆らないし、魔法もないのです。

ただ、救いとなっているのは借金の多くは元建てなので、国際社会に対する影響はそれほど大きくはないという点です。

不安要素はあるのは事実ですが、不安を大きくし過ぎてはいけないと思います。

このように不動産バブルの崩壊自体は、我々にとっては大問題とはならないのですが、問題となるのは他のところです。

現在、コロナから世界経済が回復に向かい、あらゆる需要が増加しているのですが、世界の工場としてそこそこ機能していた中国がぐっちゃぐちゃなのです。

コロナで港の出入りが制限され、物流が滞り、資源価格の上昇で電力が作れず、石炭を掘ろうにも大洪水っで炭鉱が水没。

水没した炭鉱は使い物にならないので、洪水が収まっても石炭の生産は回復しません。

オーストラリアからの輸入を再開しているものの、オーストラリアも手一杯で、中国向けの輸出は増やせない状態です。

おまけに資源価格も上昇しているので、このままなら中国はあらゆるものが生産できなくなります。

これは、世界がインフレになって行く事を予想させるに十分な根拠です。

まあ、中国に産業を奪われ、悪性のデフレに悩まされ続けてきたので、これがなくなるのは喜ばしい事ですが、目先は資源高と円安で、日本経済は苦しくなると思います。




解決するには、効率よくエネルギーを手にするしかないのですが、そこで重要となるのは原発です。

私の様に、二酸化炭素をそれ程気にしないならば、EV開発を停止し、電気を使うハイテク進化も制限して行けば良いのですが、二酸化炭素を悪者とし、ハイテクの進化も止めたくないならば、原発以外に方法はないのです。

これを実現できるのは自民党だけです。

そして、自民党の勝敗のカギを握っているのは高市です。

自民党の政権公約を見れば分かりますが、どう見ても7割高市色です。

高市政権と言わんばかりの政策で、岸田色はほぼ存在していません。

要するに、人の話を聞く内閣であり、岸田的にはこれで正解だと思うのです。

評論家は岸田だけを見て判断していますが、見るべきは高市で、選挙の結果も高市次第だと思います。

その高市ですが、全国から応援演説の要請が増えている様で、総裁選から一気に全国区の人気議員になりました。

彼女の保守的思想が上手く伝われば、国民の意識も変わるし、自民党の意識も変わる。

そして、国際社会における日本の立ち位置も変わるという重大局面です。

今回の総選挙で少なくとも大敗はないでしょうし、選挙戦中も相場は全体的に悪くないのではないかと思います。

そもそも、岸田政権は期待されていないので、伸びしろがあります。

もたもたしている内に、良質な銘柄を仕込んでおけば良いでしょう。

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