こうした動きになってくると、材料株に資金が回ることが多いのですが、マザーズ指数は0.8%程安い状態が継続しています。
正直、先は読みにくいのですが、一つ言えるのは、私の周りで上昇を予測している投資家や、証券関係者はほぼいません。
誰と話をしても、ショートの話ばかりで、売り一辺倒です。
既に売った人、売りを検討している人、売り上がりをしている人・・・皆ショートです。
では、私もショートかと言われれば、今のところはショートは考えていません。
皆がショートで下がるものか!というのが、私の考えです。
確かに、世の中悪材料だらけで、ショートの気持ちも分かるのですが、多くの悪材料は既に織り込まれていると思うのです。
例えば、韓国経済は悲惨な事になっていますし、デフォルトは秒読みだと思われます。
デフォルトとなれば、日本経済にも悪影響があるのですが、予測されたデフォルトならば、特に問題はないという事にもなるのです。
これは、中国にも当てはまります。
中国経済も、相当ヤバい状態で、不動産バブルを潰すために新規住宅ローンも停止してしまいました。
全国に新築ゴーストマンションが、数えきれないほどあるのですが、これらは投機目的で作られ、転がされてきたものです。
しかも、多くが借入での購入で、現金で買われている訳ではないのです。
不動産価格に多大の影響を及ぼす、ローンが停止されたという事は、少なくとも不動産の値上がりは止まるでしょう。
そして、中国経済は、こうした住むわけでもないゴーストマンションを大量生産したために回っていた部分が大きいそうです。
コンクリートや鉄筋が大量に必要ですからね。
そうしたものが大量に消費され、GDPが上がったとやってきた訳です。
しかし、結局は不動産バブルが生まれただけで、国全体は豊かにならなかったのです。
現在はそのツケを払わなくてはならないステージで、それが大金持ち潰し政策になっているのだと思われるのです。
大企業が政府に接収されたり、有名人が逮捕されたりという事につながっているのでしょう。
こんな状態であと何年持ちこたえるのかは分かりませんが、行き詰っているのは確かです。
既に上半期での中国で起こった社債のデフォルトは2兆円を超えていますからね。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB295T70Z20C21A6000000/
日本でこんなことになったら大騒ぎですが、中国は共産党パワーで無理矢理借金を肩代わりさせて延命している状態です。
しかし、そんな無理がいつまでも続くはずもないのです。
相場はこの状況をどこまで織り込んでいるのか?
まあ、こんなのはプロだったら誰でも認識しているはずですし、織り込まれている可能性は高いとは思っています。
ただ、この問題を売り仕掛けの材料に使う可能性は否定できませんので、どう動くかは観察を続けなくてはなりませんが、こういう事実は認識しておくべきです。

ところで、解散総選挙があるとかないとか、様々な情報が飛び交っていますね。
どちらなのかは分かりませんが、解散総選挙は相場にとってプラスに働く事が多いです。
過去においては全てプラスだったと記憶していますし、それがあるからこその上昇相場になっているのではないかと思います。
今でも、このまま上は難しいのではないかと思っているのですが、それでも買うべき相場だと思っているところです。
先日、船株相場があったのですが、意外とあれは選挙資金を獲得するためのマルセイ相場だったのかも知れません。
あの相場で選挙資金を手にし、解散総選挙に向けた準備は進んでいるように思うのです。
ただ、総裁選もありますので、解散のタイミングは見えないのですよね・・・。
解散となって、相場が盛り上がり、売りが踏まれて大きな上昇につながる相場になると思っているところです。
今は仕込み時の銘柄がいくつかありますので、メンバーはこれらを仕込んでいけば良いでしょう。
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